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警察署設置はいつ?足立区辺縁、オウムも巣食う治安最悪な街「埼玉県八潮市」はどんなとこ? (全3ページ)

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東京23区最強のDQNスラム地帯とかねてから評判の高い「足立区」に隣接する埼玉県八潮市は、近年つくばエクスプレスの開業でベッドタウンとしての開発がいよいよ始まろうとしている東京近郊最後のフロンティア。

つくばエクスプレスの区間快速で秋葉原からわずか17分、さらに首都高三郷線が通じている為にクルマでも電車でも交通の便が良くなった。当取材班は、この一見何にもなさそうな東埼玉の辺境地帯である八潮の街を訪れた。駅だけはやたら立派であるが周囲は殆ど宅地化されておらず、だだっ広い印象を受ける。

八潮駅を出ると、駅の南側にはひたすら原っぱが広がっている。これからマンションが続々建設されて、さぞかし近代的な街が生まれるに違いない。つくばエクスプレス沿線の駅前はどこもこんな感じでフロンティア感が凄まじい。

八潮駅南口ロータリー。実はここから亀有行きのバスが出ていたりする。北関東の田舎にでも来たかのような印象を受ける駅前のスカスカっぷりにあんぐりしてしまうが、車があると足立区や葛飾区は目と鼻の先。首都圏ってまだまだ土地が余ってるんですね。

足立区に接する八潮は、膨張する首都東京から溢れ出た「人」ではなく「工場」を受け入れて成長してきた街である。人口8万2千人という街の規模に対して工場数はさいたま市・川口市に次ぐ県内第三位。八潮にある工場の多くが狭い都心を離れて広い土地を求めて移転してきた。

23区に隣接しているとは思えない広大な田園地帯に、都心から移転、または退けられた工場や建設資材・残土置き場、産廃業者、葬儀式場、ラブホテルなどが点在する特異な風景が見られる場所、それが八潮だ。
この土地には不動産用語的に言う所の「嫌悪施設」が寄せ集められている。江戸時代の浅草・南千住小塚原よろしく東京の鬼門とされる右上部分にそうした施設が集まってしまうという土地の因縁は平成の世となった今でも受け継がれているようである。

中小企業の工場や事務所と思しき建物を見ても、殆どが工事関係の業者や塗装業といったガテン系職種のものであることが分かる。周りに何もないので余計に目立って見える。

ちなみに東京各所にいる塗装や土木など色んな現場作業の車両を見てみると決まって「春日部ナンバー」なのだが、おそらくこの辺から仕事に来ているのだろう。

空の広さを実感するしかない壮大なスカスカっぷりがある意味魅力的だが、昔から建っている農家みたいな家がぽつぽつある他は、やはり工場が目立つ。さらに建設資材置き場、残土置き場、産廃業者の土地と思われる、鉄のフェンスに囲まれた場所もちらほら見える。

駅前にある八潮市役所駅前出張所。八潮は工場ばかりでなく農業も盛ん。小松菜などの野菜が特産品らしく、地味にアピールされている。だが、そんな八潮の街は人口規模に見合わず凶悪犯罪の舞台としてニュースに地名が出てくる事が非常に多い。

有名な足立区綾瀬のコンクリ殺人事件の被害者である女子高生も八潮市内の高校に通っていた。さらには八潮市内のオウム施設に暮らす元妻が刺殺される事件が発生した。

どんな理由で八潮の街にはそうした災いをもたらす要素が潜んでいるのか、一体どんなマッドタウンやねん…と気になって仕方がなくなりとうとう現場に訪れてしまった訳だ。

オウム(現・アーレフ)信者の元妻が刺されたというショッピングセンター「フレスポ八潮」は八潮駅の真ん前にある。駅前には他に殆ど何もないので、それなりに市民が集まっている場所のようだ。
最近出来たばかりの施設で、どこを見回しても綺麗でスラム的な匂いは感じられない。子供連れの親が多く、むしろほのぼのした空気すら漂っている。

八潮市民の足はもっぱら自動車のようで、駅前にも関わらずフレスポ八潮には広大な駐車場が整備されている。もっとも首都圏近郊なのに月極駐車場でも月額1万円以下はザラというモータリゼーション社会の土地である。逆に車が無ければ、運賃の割高なつくばエクスプレスに乗らなければどこにも行けない不便さが残る。

ショッピングセンターの北隅にある駐輪場。つい昨日の朝、ここで人殺しがあったとは想像出来ないほど平穏そのもの。
凶行に及んだ元夫は、6年程前に離婚した元妻とその家族をオウムから引き離すために活動を続けており自費出版で本まで出した人物だ。犯行の直前に福岡の自宅を引き払って上京、元妻とは「法に触れず解決したい」とテレビのインタビューを受けていたものの、結局暴力的手段に出てしまった。ミイラ取りがミイラになる、ではないが、非常に悲惨な結末だ。

だが離婚の原因は宗教ではなく、単に元夫のDVから逃れる為だったという話もある。だとしたらとんでもないストーカー親父だが、カルトに縋りつかねば生きていけぬ人生も酷なものだ。挙句に旦那に刺されて死ぬだなんてロクな最期を遂げていない。宗教は人の救いにもなれば滅びにも繋がる諸刃の剣。オウムの呪縛はあの「地下鉄サリン」から15年経った今でも消えてはいない。

どうやらこのショッピングセンターの少し先にオウム施設が現存しているらしい。当然のごとく見に行く事にした。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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