記事を人に教える

失われた夢の園・横浜ドリームランドの隣にある大型団地「ドリームハイツ」と鄙びた商店街 (全2ページ)

記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

横浜市の南西の外れ、戸塚区俣野町…かつて昭和の時代に存在した一大遊園地「横浜ドリームランド」があった場所に「ドリームハイツ」という浮ついたネーミングの巨大団地がある。鉄道駅からも遠く離れた陸の孤島にこのような団地があるとは露知らず、最近になってようやく訪問が叶ったのだが…

横浜市戸塚区 俣野町

このドリームハイツ、昭和47~49(1972~74)年までに旧横浜ドリームランドの一部敷地を利用して造成された団地で、合計23棟約2300戸の高層棟が立ち並び、人口7000人を数えるなかなかの大型団地になっているのだ。

横浜市戸塚区 俣野町

そのうち神奈川県が運営する「県ドリームハイツ」が俣野町に19棟、横浜市が運営する「市ドリームハイツ」が隣接する深谷町に4棟あり、両者は一体の団地として存在している。

横浜市戸塚区 俣野町

ドリームハイツという名称は当然ながら「横浜ドリームランド」から取られたもので、地域名称としてもすっかり定着しているが、その浮ついたドリームの名とは裏腹に、団地の街開きから40年以上過ぎた事もあって、他の団地同様に高齢化問題が顕著になっている。

横浜市戸塚区 俣野町

県ドリームハイツ12~14号棟の3棟はY字型の14階建てタワー団地となっていて個性的なデザインが目を引く。郊外の高台に設けられた元遊園地という土地の特性上、特に上層階の住民は窓からの眺めも抜群そうですねえ。

横浜市戸塚区 俣野町

20数棟の高層団地が広大な敷地にそれなりに間隔を持って配置されているので、端から端まで歩くと結構長いのね…車がなければどこにも行けない陸の孤島なので、自家用車保有率は滅法高い。逆に車さえあれば藤沢や戸塚方面にはすぐ出られる。

横浜市戸塚区 俣野町

しかしこんな横浜の外れの僻地にある大型団地、意外な有名人にゆかりがあって、こちら県ドリームハイツの20号棟、2005年9月にある作家が飛び降り自殺を遂げている。その作家というのは右翼活動家としても有名だったあの見沢知廉氏ですよ。

横浜市戸塚区 俣野町

見沢氏が住んでいたのはこの20号棟の8階にある一室。ここから飛び降りてしまったんですね。享年46。右翼活動家時代のスパイ粛清事件により長い獄中生活を送る事となった中書き記した手記の数々、特に「囚人狂時代」は有名ですよね。ドリームハイツというのは、そんなお方の最期の地なんです。

横浜市戸塚区 俣野町

他にもこのドリームハイツ、団地生まれのヒップホップアーティストも輩出している。「サイプレス上野とロベルト吉野」。2000年から活動開始しているというので、経歴長いっすね。SHINGO☆西成とも一緒にイベントをやっておられたりしてるみたいですよ。

横浜市戸塚区 俣野町

ドリームハイツ内を縦断する通り沿いにはいくつか店舗が建ち並んでいるが、やはり場所がドリームハイツだけあって、店の名前もいちいち「ドリーム」な花屋だったりと色々ツッコミ甲斐がある。

横浜市戸塚区 俣野町

街の小児科の名前も「ドリーム小児科」。ここの前の交差点から東側に入るとさらに商店街が広がっていてスーパーや市場、飲食店街なんかもある。

横浜市戸塚区 俣野町

高齢化団地の住民の拠り所っぽい「ふらっとステーション・ドリーム」の中は地元住民のおばあちゃんがいっぱいいました。横浜の外れの団地から街に出る体力もないご老人方がさぞかし多い事でしょう。

横浜市戸塚区 俣野町

さらに郵便局の名称も「横浜ドリームハイツ郵便局」になっている。俣野町及び深谷町の地名よりも、やはりこちらの方が定着しているようだ。

横浜市戸塚区 俣野町

このようにドリームハイツ周辺には2002年に廃業した「横浜ドリームランド」の名前を残す施設や店舗が未だにあちらこちらに残っている。

横浜ドリームランドについての詳細や、現在横浜薬科大学のキャンパス敷地内にある図書館棟、旧ホテルエンパイア等については先日書いた別のレポートがあるのでそちらを参照のこと。

>2ページ目を読む


The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.