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相鉄が東京都心へ直結予定!トンネル工事の真っ最中、相鉄本線「西谷」って何があるんですか (全2ページ)

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2020年の開催が決まった東京五輪に向けて、首都圏における鉄道網の整備計画もあちこちで進んでいるようですが、そんな流れの中にあるはずなのにいまいち存在感が弱い気がしなくもないのが相鉄こと「相模鉄道」という私鉄の東京都心直通工事計画。横浜から二俣川、さらに大和、海老名、湘南台方面を行き来する、この完全なる神奈川県ローカル私鉄会社が念願の都心への直通を果たす為に、今必死こいてトンネルを掘りまくっているのである。

横浜市 西谷

で、我々がやってきたのが、相鉄本線の西谷駅という所。ここまでは横浜駅から各停で10分ちょい。相鉄線は横浜市内でも内陸部の保土ヶ谷区や旭区、瀬谷区、泉区といったエリアの公共交通をカバーしているが、沿線に用事もなければとりわけ乗るきっかけもなく、ものすごいマイナー感がある。本来の目的は県営笹山団地を見にやって来ただけなのだが、ついでにここの駅前も見ておこうかと思いまして。

横浜市 西谷

しかしここ…駅前なのに人通りも少ないし、ひたすら地味過ぎる…西武新宿線以上に地味だなオイ。これでも相鉄沿線には緑園都市だの希望ヶ丘だのといった浮ついた地名の新興ベッドタウンが多数あり利用者は多く、ただ体裁の良い横浜市アドレス欲しさと適度な地代の安さから平凡なリーマン世帯がマイホームを求めて移り住んで都心まで延々と通勤通学をしているのだ。

横浜市 西谷

西谷駅は相鉄沿線の中でも中継駅である二俣川の手前にあり各停しか止まらない事もあって駅前風景はろくに開発もされず古臭い住宅街の路地が広がっている。こんな所に相鉄は都心直通線のトンネルを掘っている。西谷から現在貨物駅がある羽沢でJRと、さらに新横浜へ、そして日吉で東横線と直通するというのだ。関東の大手私鉄でこれまで唯一東京都内に入れなかった悔しさを挽回するべく必死の思いであろう。

横浜市 西谷

JRや東急と相鉄がそれぞれ直結ともなれば、この西谷駅から向こうの相鉄沿線は都心まで乗り換えなしで40~50分程度で行けるようになるので、不動産価値も変わってくるに違いない…が、現在この駅前にあるのはひたすら場末な風景ばかり。お、相鉄民には評判の高い立ち呑み酒場「ニューボンボン」がありますね。その頭上を走るは東海道新幹線。しかし相鉄沿線からでは新横浜駅に行くのも不便だったのだ。

横浜市 西谷

そして安定の共産党ポスターの数々。立ち呑み酒場とは非常に親和性が高い。真っ赤なのは定番おつまみの赤ウインナーだけで充分お腹いっぱいです。

横浜市 西谷

西谷駅周辺も満遍なく住宅地が広がっているが、少し駅から離れると里山だらけで、駅前に掲示された散策案内図なんぞを見てみると保土ヶ谷の秘境を自称する「陣ヶ下渓谷公園」をはじめ沢山の自然環境が広がっている。つまり田舎なのである。

横浜市 西谷

で、西谷駅の近くにある現在絶賛工事中のトンネル工事現場付近も通り掛かったのだが、住宅地に囲まれて広い土地が確保できないので、線路の下を掘削できるように線路を仮受けするための工事桁を置いたりとかそういう事をしてるらしい。

横浜市 西谷

全く鉄道運行を止める事もなく進めていく日本の交通インフラ工事のクオリティの高さは世界屈指のレベルだと思うのだが、当初の予定では2015年に開業する予定だったJR直通線は工事の進捗に手こずっていて、2018年の開業予定にずれ込んでいる。

横浜市 西谷

都心直通線が開通すれば、現在横浜駅乗り換えで通勤通学している相鉄沿線住み横浜都民の生活が一変する訳で、 田園都市線住民みたいに横浜市民なのに横浜の市街地には全く行かない人が増えて、ますます横浜市中心部の地位が危ぶまれる気がしなくもないが、それも東京一極集中現象の一環でしょうかね。

横浜市 西谷

3年ほど前の相鉄駅構内には「2015年、相鉄線は都心へ直結!」と広告ポスターに書いていたんですがね…でも、今なら地価もかなりお安めだし、横浜都民でリーズナブルな暮らしをするなら案外狙い目な街かも知れませんよ、西谷。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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