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湯島天満宮とその周辺の非戦災地区 (2)

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湯島天神の前に広がる「天神下」は古くからの花街だったと言われているが、現在はホテル街だったり怪しいバーが立ち並んでいたりと胡散臭さばかりが際立つ場所になっている。
隣り合うカオスゾーン上野の瘴気にやられた感が全開な訳だが、湯島天神から男坂を下った先の一帯は戦災を免れた地区で、昔の街の面影がそれなりに残っている。
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湯島天神男坂の下。花街という風情には程遠いが、落ち着いた感じの飲食店と住居が並ぶ。


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とは言え元々花街だったのは丘の上、湯島天神門前の中坂付近だというが、こっちは全然それらしい風情はなく、オフィスビルに小料理屋が点在する程度で面白みに欠ける。
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非戦災地区とは言うものの長い間に随分開発が進んでしまったので大部分がビルやマンションに建て替わっていて、ちょっと残念な感じだ。
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女坂入口、ホテル街のある路地を出た所の角に料亭か何かだろうか趣きのある家屋が一軒。屋号も掲げていないので一体何の店かよく解らんが。
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コインパーキングがある歯抜けの土地の向こうから古い長屋の裏側が見える。ごく一部だが下町臭い場所も一応残ってはいるのだ。
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その長屋が隠れている路地へ入り込む。しかし随分細過ぎる路地だ。昔からの民家しかなく、周りの開発具合と比べると奇跡的に残っている印象を受ける。
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その路地を抜けた所の角に板張りの戦前建築っぽい長屋が残っている。千代田線湯島駅3番出口のすぐ裏側がこの風景。
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千代田線が地下を走る都道452号線を跨いだ東側も戦災を免れていて、ごく一部にこのような銅板葺きの看板建築がデデーンと立ち続けている。周囲は殆どビル街になってしまっているので、もはや絶滅危惧種。
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そのまま直進すると上野松坂屋やJR御徒町駅の南口まで一直線で行ける。ここまで来ると殆ど上野みたいなもんだが、お化け横丁などがある文京区湯島三丁目の一部が台東区上野一丁目と二丁目の間に大きく食い込んでいて、区境が歪な形になっている。
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まあほぼ上野なんですけど、上野らしい下品さを感じさせない落ち着いた佇まいのソッチ系店舗が一軒。
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文京区もかなり広いが概ね文教地区で俗っぽい店はてんで見当たらないものだが、そんな文京区にこんな店があるなんて多分この辺だけじゃないだろうか。まあほぼ上野なんですけど。
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その店の裏側には凄まじく年季の入った建物の町医者が隠れていた。内科婦人科泌尿器科。診療科目がいかにも上野エリアらしい町医者さんです。しかしなぜこの一角だけ文京区湯島なんだろう。不思議でしょうがない。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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