東京の北の玄関口「上野」。昔から東北人の溜まり場だったが今では怪しい外国人の溜まり場になってしまっている。この街は特殊産業が集積する一面も持っていて、お疲れ気味のお父さん達をリフレッシュするその手の店の豊富さは群を抜いている。そんな上野の駅前からさほど遠くない、とあるマンションがまるごと無法地帯ビルと化していて「上野の九龍城」と呼ばれているという話を聞き、実際の様子を確かめてきた。
そこは上野駅浅草口を出てわずか一分の場所にある「アルベルゴ上野」というマンションだ。建物は昭和55(1980)年に建てられ、当初はビジネスホテルに使われていたらしいが、経営者が破綻。その後分譲マンションに鞍替え、2000年代頃から違法エステの店舗ばかりが入居するようになり、怪しげな外国人に半ば乗っ取られたようになったのだそうだ。
昭和通りに面するアルベルゴ上野の玄関口。この場所は「男ビデオ」の店といいゲイバーが立ち並ぶ、いわゆる発展場的な趣きの強いエリアだが、このマンションの存在をすっかり見落としていた。1階に「天丼てんや」があるのが目印である。風俗マンションとか言われている割には2階部分には学習塾が入っていたりして、何でもありの凄まじい状況だ。
マンションの玄関先を見ると何軒ものマッサージ店の看板が出ている。よくよく見るとどう考えても大陸系としか思えない。路上で「オニイサンマッサージキモチイイヨ」と強引に客引してくる中華姉ちゃんがおそらくこういう場所で仕事しているんだろうな。普通のマッサージ店や、ごく普通に人が暮らしている部屋もあるにはあるそうだが、2010年10月に大規模なガサ入れを受けるまでは、全234室のうち135室が違法エステ店という無法地帯っぷりを晒していた。
上野警察署の目と鼻の先にあるにも関わらず長年摘発を免れてきたとのことで、エステ店関係者の間では不思議に思われていたらしい。
アルベルゴ上野内部に潜入。エレベーターに乗って12階建てのビルを上から順番に見ていった。半分以上の部屋がおそらく普通に住民が暮らしているか、もしくは摘発された元違法エステの入居していた部屋の模様。しかし何故か金券ショップがこんな場所に店を構えていたり色々と怪しすぎてツッコミどころが多い。
おそらく健全であろう鍼灸院などの店舗も混じっています。10年前までは違法エステの進出が目立たなかったので、それ以前から営業している店にとっては迷惑っちゃ迷惑だわな。イメージダウンにもなるし。
しかし現在でも営業中のマッサージ店は多い。違法エステ店を経営して摘発されたグループとは別に、まだまだビル内には沢山マッサージ屋がいる模様。東京全体でもどれだけ中華マッサージ屋があるんだよと突っ込みたくなるのだが。
7階にあったのは台湾式マッサージ。中国式とタイ式とどこがどう違うのかあんまりよくわかりませんが。
階段の踊り場を見てみると、こんな警告文があった。可愛い女の子キャラ?が「ここでは、ダメ!!」だなんて言ってる絵だけど、そこには小便小僧とウンコマークが…どうやらマンション内の階段室や廊下で放尿&脱糞を行う輩がいる模様。犬猫以下の畜生だよな。
マンションの管理人も相当お怒りの模様で、ドクロマークつきの警告文まで。英語で「お前の不潔な行為は死を招く、死神はいつもお前を見ているぞ!」と、完全に脅し文句同然で書かれているのだ。とっても怖いニダアルヨ。
店名を掲げずただ「WELCOME」のプラカードを提げているだけのマンションの一室。こういう店はやっぱりアレなんですかね。「アルベルゴ上野」は元のビジネスホテルが破綻後所有者が分散し、現在は投資目的で買った地方の所有者が多いとの事。駅から近い割には一室の家賃が月額6~7万円と安価な為、契約書の内容を無視して風俗店として使われる事が常態化し、ビルの中は中国人売春婦だらけになった。
本番ありで60分1万円未満という内容も驚きだが、違法営業だし病気移されても文句言えません。さらに11月には元航空自衛隊幹部で中国人妻を持つ違法エステ経営者が逮捕され、7店舗が摘発されている。日本にいてもハニートラップだらけです。自衛隊の幹部がこのザマでこの国は大丈夫か。
こんなものが今の今まで許されてきただなんてさすが上野クオリティ。きっとこの時間にも全234室のどこかで不純な男と女のラブゲームが繰り広げられていることでしょう。ちなみに近くには脱北者の女が経営していた風俗店が摘発される出来事もあった。もう上野は東京一の暗黒街と言っても良い。マジでヤバ過ぎるぞこの街。