関東屈指のダークゾーン「千葉栄町」の廃墟群と昭和な飲み屋街を眺める

千葉市

千葉県の県庁所在地なのにダメダメ感漂う街、千葉市の中でも「栄町」と聞くと、何だかアレでナニな店が密集していたり、コリアタウンだったり、戦後のドサクサで三国人ヤクザに不法占拠されて千葉駅を移転せざるを得ない目に遭ったり、ともかく変なイメージしか思いつかない場所なんですが…

千葉市 栄町 東千葉

そんな栄町でも、旧国鉄千葉駅があった頃は恐らくは県庁所在地の駅前らしい繁華街だった訳で、昭和な盛り場が残っていなくはないだろうと、今回そういう物件を探して眺めてみようという事になったのだが…相変わらず入りづらさ全開の街だな本当に…

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今回もJR千葉駅からとことこ栄町目指して歩いて来る訳ですが、頭上を行き交う吊り下げ式「千葉都市モノレール」が県庁方面と千城台方面に分岐する辺りを通ると無駄にアーバンな感じがしまくりで、でも全く乗るような機会がないのが困った所である。

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目の前にはそんなモノレールの栄町駅もあるんですが、千葉駅から余裕で歩いて来れるので利用者は極端に少ないし、そもそもこの駅を利用する客などソッチ方面にしか思われない訳で、存在意義が良く分からない。駅を降りると目の前に例の街並みが…あんまりダイレクトで固有名詞を挙げたくないんですが、コーナーがシュリンプな看板がついてるお馴染みの店がありますよ。

千葉市 栄町 東千葉

関東屈指の裏名所として「今日は吉原堀之内~」なエリアの一つに数えられる当地であるが、やはり東京からの遠さもあって寂れた佇まいが半端無い。だだっ広いコインパーキングと化した空き地とビル全体が蔦に覆われたソッチ系の店舗。

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そのビルの上には、白々しい防災標語が。「火の用心」とか言いながらそのビル自体が廃墟と化して不審火の出火原因になっている笑えないジョークである。かなり廃業した店舗が多いので、ちょっとした探検気分にもなれるのが千葉栄町クオリティだ。

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どう見ても日本の城をイメージした悪趣味でゴージャスな建物なのに「英国館」と書かれたこちらの建物もビルごと廃墟と化していて痛々しい。駅徒歩0分でこれですよ。酷すぎますね。

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どうやらこの辺の店も5年以上前に廃業したようで、この手の特殊な店舗は風営法云々の問題で建て替えが出来ないので、やむなく廃墟のままずーっと放置する事になる。

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廃業した店舗の中を覗き見ると、あからさまな絵柄のステンドグラス風絵画が描かれているのが見えて思わず鼻息が荒くなる。

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当該地域を航空写真で見てもらえればこの土地がいかに特殊なのかがお分かりいただけるだろうと思うが、栄町全域が歯抜けだらけとなっていてコインパーキングか廃墟か飲食店かソッチのお店かという区別しかない。

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吉原とか堀之内あたりだったら、まだアパートやマンションも適度にあってそれなりに生活の匂いが感じられるので、心の隅ではまだ安心できる余地があるんですが、ここ千葉栄町では全くそういう要素もない。

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細々と営業を続ける飲食店も、なんとも場末感に満ちたスナックだったりで、昼間に歩くだけでも不気味さが漂う。

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こちらも廃墟化した雑居ビルで、やはり長年の経過で建物全体に蔦が生い茂っていて、かつて入居していた「クラブマジョルカ」のネオンサインが生々しく残っている。負のオーラしか感じられない昭和裏遺産。

千葉市 栄町 東千葉

栄町通り商店街から西側一帯はもう完全に「汚染」されて再起不能といった様相を呈している。かつて千葉市で一番の繁華街だったという頃の栄町はどんな雰囲気の街だったのだろう。とても想像が及ばない。

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