東京DEEP的秋葉原ヲチ (1) アキバの日常<前編>

日本最大の電気街にしてヲタ街「秋葉原」。
これまで東京DEEP案内で秋葉原を案内したのは、2008年4月20日に歩行者天国密着レポートを試みただけで、そういえば街自体をレポートした記憶がなかったことを思い出した。
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大阪出身の私が初めてこの土地を訪れたのは2007年の事だ。
土地勘が分からなかったので、ネットカフェ難民を体験しようと思って何故か秋葉原某所のネカフェに一泊したら3000円以上もボラれた思い出がある。
早朝6時に支度して店を出ると、さすがの秋葉原でも人通りが全く無い、静かな朝を迎えていた。


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秋葉原は東京駅と上野駅の中間に位置している。戦後の高度経済成長によって電子部品の店が次々集まって成長を遂げた街。都心のコアエリアに位置しているため地価もべらぼうに高くマンション等の住宅はほとんど無い。
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ここ10年ほどでオタク向け店舗で街が侵食される一方で大型家電量販店の店舗ビルが潰れたまま放置されているという側面もある。もともとの電気街の源流とも言える、電子部品を扱う個人店舗群は秋葉原駅前のガード下などに集中している。
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2006年には神田青果市場跡地に巨大複合商業ビル「秋葉原UDX」が完成する。これによってアキバの街は電気街としてだけに留まらずオフィス街としての性格も兼ね備える事になる。
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秋葉原UDXの前のアキバ田代通りに入ると、超近代化したオフィス街と古い家屋が向かい合う独特な風景を見る事ができる。アキバで田代と聞くと2ちゃんねらーが黙ってませんが(笑)
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総ガラス張りのUDXビルの正面に頑固にそびえる「千代田海藻店」。なんと終戦直後のオンボロ建築。青果市場があった頃にはもっと沢山こういう店が並んでいたのだろうか。しかし今となっては絶滅危惧種。
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千代田海藻店の脇から路地に入り込むとラーメン屋などがこっそり店を開いているのが見える。こちらも超一等地に残る絶滅危惧種的物件である。
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UDXビルとの対比がたまらない。
毎度訪れる度にこの景色に見入ってしまう。
しかし何年もこの風景は続かないだろうな。
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オタク向けショップに完全にお株を奪われ、古い電気街はますます肩身の狭い思いで営業を細々と続けているといった感じだが、一旦世代交代してしまったらこうした古めかしい店舗も姿を消すに違いない。
看板には「ナショナル電子レンジ エレックさん」。商品名を調べてみたら30年以上前の電子レンジだ。昔の家電は高価だったけど長持ちしていたもんなんです。
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地下鉄末広町駅の辺りまで来ると電気街の人通りも途絶え古い事務所のビルが並ぶ閑静な一画に変わる。何気に物凄い緑化住宅を発見した。これなら電気を浪費してエアコンを使わなくても住めそう。エアコンを省エネ仕様に買い換えるのがエコだというのは詭弁である。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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