どうぞ、お好きなSNSで拡散して下さい

パワースポット観光地「鎌倉」 銭洗弁天宇賀福神社

引き続き、東京DEEP案内取材班が超メジャー観光地鎌倉をかなり斜に構えて攻略していく事にする。鶴岡八幡宮や大仏といったお約束的スポットだけではなく街の隅々に変な神社や怪しい寺が隠れているのが古都鎌倉の魅力である。

続いては鎌倉駅から西側の山手に入った所にある宇賀福神社を目指す。「銭洗弁天」として知られる神社で、参拝者が現金をザルで清めて金運祈願を行う奇妙な場所だが、その道中は入り組んだ山地と住宅街に囲まれて独特の風情を見せる。



市内の至る所にこういった小さな洞穴が掘られているのが見える。それは鎌倉時代に掘られた「やぐら」と呼ばれる墓穴であったり、または磨崖仏が掘られていたり、戦時中に洞窟陣地に作り替えられたり、または個人の単なる物置となっていたりと様々だ。
浦賀水道を跨いだ神奈川県と千葉県の沿岸部には広範囲にこういった謎の洞窟が多数存在する。

宇賀福神社へ向かう道中、廃墟となったらしい巨大な邸宅を見かける。鎌倉という土地は格式高く、住宅地はおしなべて高級住宅街だ。こうした豪邸の姿も珍しいものではない。

山道に入りかけて坂道を上がった先に宇賀福神社の入口がある。鎌倉駅からはおよそ片道20分程度歩くため、軽いハイキング気分だ。

この神社の入口もまた、見事な洞窟となっている。日本全国八百万の神を祀る様々な神社あれど、洞窟を潜ってお参りする神社というのも珍しい。

洞窟を潜った先が境内である。参拝者はさらに境内奥の洞窟に入って、洞窟内に湛えられた清水に現金を浸けて金運祈願を行う。
巳の年・巳の月・巳の日に源頼朝の夢枕に立った宇賀福神のお告げで作られたという伝説がある神社で。やはり歴史が古い。

境内社の一つ、下之水神社。崖に囲まれていて独特の光景を見せる。本来なら3つの境内社にお参りした後に奥宮に参り銭を洗うのが正しい参拝方法である。

参拝者が一心不乱にポケットマネーを洗いまくっている奥宮。ここも同様に崖下にあって、なかなか迫力のある風景だ。

奥宮は完全に洞窟の中にあって、小さな鳥居や千羽鶴が無尽蔵に供えられている。宇賀福神は白蛇の神様で、「巳の日」にあたる日には特に参拝客で混雑するそうだ。

奥宮の洞窟内は銭を洗いに来る参拝客の姿が絶えない。天井からぶら下がる千羽鶴の大群は金運成就のお礼にと吊るされたものらしい。実際に金持ちになっちゃったのだろうか。

手持ちの金を洗うとその金が何倍にも帰ってくるという言い伝えに基づいて銭洗弁天信仰が今も根強く続けられている。学業就職恋愛成就に家内安全、無病息災といった願い事が多い中で、お金が欲しいというストレートな俗っぽさが潔いが、大当たり狙いでパチンコ屋に行くなどするより神社で金運を祈っている方がよっぽど健全である。

お金を洗う為のザルは清水の横の籠に大量に置かれている。このザルに手持ちの金を入れて洗うのだ。参拝客の様子を見ると、みんな一万円札や千円札を惜しげもなく洗いまくっている。破れて使えなくなると怖いと思うのだが、これも信心の為。宇賀福神の力で一万円が五万円、十万円に化ければさぞ有り難い事なのである。
「清められたお金は有意義にお使い下さい。」の注意書きが、なんだか心にしみる。

宇賀福神社の脇にはちょっと怪しげな外観の「こくに茶屋」という甘味処がある。店内に弁財天の使者である生きた白蛇様が祀られている。畏れ多き神の化身なので撮影禁止にて写真はなし。是非現地で拝むが良い。

The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.