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パワースポット観光地「鎌倉」 佐助稲荷神社

銭洗弁天宇賀福神社の近くには佐助稲荷神社がある。ここも宇賀福神社と同じく源頼朝が夢枕でお告げを受けたという伝説に由来する神社である。

ここも鎌倉駅から徒歩20~30分程度掛かる場所で、住宅街と山に囲まれたかなり奥の方に隠れるように存在している。観光客の姿は殆どおらず、俗っぽい土産物屋も一切存在しない。夕方頃には不気味な空気すら漂う。
ちなみに宇賀福神社からは「こくに茶屋」の裏から抜ける近道もあるので、そっちを使うと便利。



京都の伏見などもそうだが、稲荷神社と言えば大量の赤鳥居。長い坂の階段に赤鳥居と神社の幟が交互に掲げられていて、どこかしら常世離れした幻想的な風景だ。

小さな神社だと言う事もあるかも知れないが、訪れる人も少なくひっそりとした境内。狐の石像も神社と同様にコンパクトサイズ。れっきとした源頼朝の伝説に基づいた神社だが、その割にはあまり注目されていない感じがする。

階段を登り終えた先の拝殿も、やはりこじんまりとしている。狭い山中を切り開いて置いたかのような境内は、秘められた信仰の地といった風情が漂いミステリアスである。この稲荷神社がある佐助ヶ谷はかつて源頼朝の隠れ家があった。そういう場所柄だけに、なるほど納得する。

そして境内各所には真っ白な狐の置物が大量に祀られている。源頼朝と北条政子の恋話にあやかって恋愛成就祈願が多いとの事。しかし同じ恋愛成就でも江島神社のハート絵馬が並ぶ浮かれた光景とは真逆の存在だよな。

拝殿の脇からさらに本殿に向かう階段がある。先程の石段よりもかなり急勾配である。

本殿の前にも夥しい数の狐の置物が…良く見るとそれぞれ小さな祠が建てられていて、その祠の前に置物がある。祠の数々も既に分厚く苔むしていて年月の流れを感じさせる。

本殿の奥に入っていくと、鬱蒼とした森の中に苔だらけの祠と狐の置物が至る所に祀られているのが見える。ここはさしずめ狐達の隠れ里か何かだろうか。信仰者達は人知れず山中で何を思うのだろうか。

かなり古い狐の石像。顔つきがどこか間抜けで笑える。

幻想的かつどこか陰鬱さが垣間見える佐助稲荷神社の境内。鎌倉の片隅で源頼朝の時代から稲荷信仰は細々と現代まで続けられているのだ。

実は本殿の奥からさらに道とも言えぬ道が続いている。どうやらハイキングコースの一部になっているらしい。スイーツでスピリチュアルなパワースポット巡りでサンダルやハイヒール履きのカップルには到底無理な山道である。

しかしこの山道を抜けると鎌倉大仏のある長谷方面への近道となるので、健脚な人は利用する手もある。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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