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東京DEEP的「江ノ島」の歩き方 (1) 竜宮城・洲鼻通り

東京DEEP案内取材班が久々に訪れたのは、神奈川でも超メジャーな観光地である「江ノ島」だ。そこは「湘南」のイメージが凝縮された場所、海水浴を楽しみ、生しらすやサザエ、地魚料理を食べに来る所、そして典型的なデートスポット。
こんな場所をあえてDEEP案内で取り上げる必要もないと思われるかも知れないが、端から端まで回ると案外変なものが隠れている島でもある。
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江ノ島への行き方は3通りある。江ノ電で鎌倉観光のついでに寄るか、大船から湘南モノレールに乗るか、小田急江ノ島線で終点の片瀬江ノ島駅まで来るかのいずれかだ。
しかしお勧めかつ江ノ島に最も近いのは小田急の片瀬江ノ島駅。なにせ駅舎が竜宮城なのである。


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日が暮れると竜宮城もライトアップされる。意外な話だが、この駅舎は昭和4(1929)年の開業当時からずっと竜宮城のままなのだ。実は仮駅舎として建てられたもので、大船から江ノ島経由で茅ヶ崎までの鉄道路線が計画され、完成した時には撤去される予定だったらしいが、結局頓挫してそのままにしてあるという。
藤沢、相模大野経由で新宿方面への直通電車もあるが、通勤よりもレジャー目的の客が多い。
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竜宮城を後にして目の前の境川に架かる弁天橋(江ノ島へ渡る江ノ島弁天橋とは違う)を渡って江ノ島入口へ。サーファーとカップルと家族連ればっかり。安心のリア充率。ここまで独り身が身に染みる場所は浦安鼠園のような遊園地を除けば江ノ島くらいだろう。
付近の住宅地はリゾートマンション、丘の上には高級住宅。湘南ならではの上品さにツッコミどころも特にない。
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弁天橋を渡って江ノ島入口と反対方向を見ると、江ノ電江ノ島駅や龍口寺方面に続く洲鼻通りが伸びる。洲鼻通りもまた観光地らしい風情のある商店街で、土産物屋や地魚料理の店が多く立ち並ぶ。
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洲鼻通りに入ると、驚いた事にスマートボールや射的の店が存在している。鄙びた温泉地か浅草もしくは大阪新世界くらいでしか見かけない絶滅寸前の昭和の娯楽場が片瀬洲鼻通りになぜ残っているのだろう。興味深い。
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メジャーな景勝地として古くから観光客が訪れる土地だけに、娯楽場や旅館が立ち並ぶ街並みを見ていると伊香保温泉熱海温泉あたりに似たような錯覚を引き起こしそうになる。
しかし風俗店やストリップといった不純な物件がさっぱり存在しないのがお上品な湘南仕様。むしろそういった汚れ役は平塚あたりが一手に引き受けている。残念、江ノ島は健全な観光地です。
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綺麗なマンションも目立ち始めてきた洲鼻通りではあるが、一方では歴史のある古風な旅館が何軒か残っている。海水浴客を相手にした老舗旅館が昔から営業しているが、特に「石政旅館」の建物が目を引く。果たして現役なんでしょうかこれ。
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その後江ノ島に渡る事になるわけだが、自動車専用の江ノ島大橋と人道橋である江ノ島弁天橋が並行している。およそ500メートルの間、徒歩で島へ渡る事になる。傍らには江ノ島岩屋方面への有料渡船乗り場もあるが、朝10時半にならないと船が出ていない。
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江ノ島大橋西側は釣り客と水上バイクでマリンスポーツに興じるリア充の溜まり場。日本で水上バイクに乗るには小型船舶免許も要るし何だか肩身が狭いし、水上バイクに乗ってる人々もぐるぐる回転してるだけで全然面白そうじゃないんですが個人の感覚の問題でしょうか。
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江ノ島大橋東側を見ると、片瀬東浜海水浴場となっていて大勢の家族連れやDQN混じりの海水浴客がリゾート気分を満喫している。人道橋の上からだと間抜けな看板を掲げた海の家の屋根が辛うじて見えるのみ。最近じゃ海の家までパワースポットと化しているようだ。
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人道橋を地道に歩き続けると対岸の江ノ島の土産物屋群が姿を現す。正面には江ノ島神社参道、それに展望灯台など観光施設が目白押し。ベタな観光の島だがひとまず一周してみることにしよう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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