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東京DEEP的「江ノ島」の歩き方 (2) 江ノ島の集落

神奈川の超メジャー観光スポットである江ノ島。そんな場所をあえてDEEP案内でやる必要があるのかと我ながら思う訳だが、人目に付かない珍物件が隠れていたり、戦時中には洞窟陣地が掘られたりと色々とミステリアスな一面もある。
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観光客はまず江ノ島入りすると正面の江ノ島神社の鳥居を潜って表参道を通り抜けて行くが、メジャーな観光地に来るとまず斜に構えてしまう我々は江ノ島神社表参道を外れて左側の集落へ続く路地に入っていく事にする。


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すると先程までの観光客だらけの喧騒はどこへやら、古ぼけた民宿とフツーの民家が点在する鄙びた路地裏風景が唐突に現れるのだ。江ノ島はこう見えても結構住民が暮らしていて、昭和30(1955)年のピークには1372人もの人口を誇っていたそうだ。
ちなみに今では400人程度。交通網の発達で江ノ島が日帰り圏に含まれて民宿が流行らなくなったからだろうか。今では過疎化の漁村といった佇まい。
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路地に沿って民宿の他、古い商店もちらほら並んでいる。江ノ島神社表参道付近とは正反対で、まるで観光客を相手にしている様子はない。
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食料品を売る一軒の店がある。なにやら大量に吊るされた手書きの張り紙。尋常でない個性的かつ旧字体な老人フォント。ここの商店の店主は一体何歳なんだろうか。
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民宿や食料品店の他には釣り具屋などもあって、釣り客の姿をちらほら見かける。島の周囲で磯釣りを楽しむ訳だが、釣り具屋の向かいの民宿?には謎のメニュー「マンタンメン(5000円)」と「チンタンメン(4000円)」がある。
江ノ島名物と言えば生しらすだったりする訳だが、これらのメニューは一体何なのだろう。しかもマンタンメンはチンタンメンより千円高いのだ。ミステリアスである。「やってるよ」「本日メニー」の文字も間抜け具合に拍車を掛けてポイントが高い。
あまりにアホ臭いのでスルーしてしまいましたが暇な方は店主に真意を聞いてみてください。ろくな事がないと思うが。
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すっかり鄙びきった路地は三崎港の商店街をどことなく彷彿とさせる。道行く人も見事に老人ばかり。路地の両脇に民家がひしめいている。
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この路地にやってくると住民の姿よりもむしろ目立つのが野良猫の姿。江ノ島は猫の島である。島内に夥しい数の野良猫が繁殖し、島の名物となっているのだ。いつからか持ち込まれた捨て猫が原因である。
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健全な観光地と思っていた割には色々とブッ壊れていて面白かった江ノ島の路地はものの200メートル程で終わってしまう。小さな島だもの、しょうがない。
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その先は行き止まり。他にも海岸沿いには「かながわ女性センター」という場違いな男女共同参画関連の意味不明な箱物があるくらいで、特に見るべきものはない。
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かながわ女性センター北側の広場に小さな神社がぽつんと建っている。有名な江ノ島神社とは関係がないのだろうか。ちょっと不思議。
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神社の賽銭箱の下で野良猫が昼寝の最中だった。本当に江ノ島には猫が多い。しかも人間に慣れきっていて誰一匹として怖がって逃げ出す奴もいないのだ。
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海岸沿いには磯釣りを楽しむオヤジの姿があったりしてなかなかワイルドなのだが、再び江ノ島神社表参道に戻って、今度は正攻法で観光客と同じルートで島の中央部まで移動する事にする。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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