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東京DEEP的「江ノ島」の歩き方 (3) 江ノ島神社とエスカー

江ノ島に上陸するとまず観光客が辿る道はだいたい決まっている。江島神社の表参道を通って、神社の境内を抜けて展望灯台とサムエル・コッキング苑を廻るコースだ。ここまでは殆ど一本道なので我々もそこは素直に従って通り抜ける事にする。
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土産物屋が乱立する表参道を抜けるとその先には江島神社の赤鳥居が現れる。早起きして朝9時くらいに訪れたのでそこら中に猫が我が物顔でくつろいでいて、雰囲気はいたって静かなものだが、昼間になると観光客が殺到して面倒な事になる。場所柄だけにしょうがない。


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さらに江島神社の参道が続いているが、地道に階段を登ってしょっぱなから体力を使ってしまう前に楽な乗り物があるのでそっちを使う事にする。
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左側に目をやると「エスカー」乗り場が現れる。これを全く知らない人間にとって、初めて来た時はある種の脱力感に襲われる乗り物であることには間違いない。ちなみに今は建物がリニューアルされて綺麗になってしまっていて残念。
ここで「エスカー」と展望灯台、サムエル・コッキング苑のセット券を買うのがいつものパターン。
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いざエスカーに乗り込もう…って、これただのエスカレーターやんけ!とツッコミを入れずには居られないのである。エスカーはエスカレーターなのだ。この先江ノ島の頂上にある奥津宮まで3ヶ所のエスカーが待ち受けている。
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そしてそのまま何となくエスカレーター式に参道を登っていくのである。人生そのものがエスカレーター式で苦労を知らないまま育つと大人になってから色々と困るものだが、今回は見て見ぬふりをする。人間は怠惰な生き物なのだ。文明の利器に頼ると非常に楽である。
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最初のエスカーを登り切ると江島神社の看板がお出迎え。日本三大弁財天とある。日本の観光地といったら本当に「日本三大なんとか」が好きなんですね。ちなみにあとの二ヶ所は広島の厳島神社、それに滋賀の竹生島。
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江島神社は辺津宮・中津宮・奥津宮の3つに分かれていてそれぞれエスカーで登る度に境内に入ることが出来る。さすがに日本三大弁財天の一つなので参拝者も多いし観光客も非常に多い。
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傍らには鎌倉の銭洗弁天(宇賀福神社)と同様に小銭を洗うとご利益が授かるという白龍王黄金浄水という何だか物凄そうな名前の池がある。金運を授かろうと小銭を洗う参拝者の姿あり。
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あとは八角形のお堂「奉安殿」などもあるが特にツッコミどころもないので先を急ぐ事にする。
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それよりも江島神社に来ると目に着いてしょうがないのが、このまっピンク色の絵馬が大量に掛けられている風景だ。江島神社と言えば縁結びのご利益があるとかなんとかでリア充カップルには定番のデートスポット。
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ピンクの絵馬には「恋の成就・良縁祈願」とある。まあよくありがちな願い事な訳だがピンク色にされてしまうだけでかなり雰囲気が凄いんですが。
それにしても「平凡すぎて何か足りない人に」という文言がちと意味深ですよね。
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そして夥しい数のピンクの絵馬にはそれぞれ願い事が書かれているのだった。無縁社会だの孤独死だの殺伐な社会だと言われてますが恋人の聖地は健在なのであります。独り者が来るにはあまりに過酷な環境だ。
もし独り者でもそうひねくれずに縁結びの祈願を済ませておけば良いのだ。
「一人で相手のおられない人は自分の名前を書きましょう よい相手がみつかりますように…」という言葉が何気に突き刺さります。
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境内の傍らに「むすびの樹」という御神木があるのだ。二つの大銀杏は夫婦を示している。よく見ると根が一本で繋がっているのだ。
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その根っこの部分にもこれでもかという程のピンク絵馬が結びつけられている。どれだけアベックがおるねんと思うが世の中はリア充が多数派なのだと感じさせられる瞬間だ。
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絵馬は絵馬でも恨み節が延々と書かれまくる京都の「縁切り神社」安井金比羅宮とは真逆のリア充絵馬だな。独り者はそそくさと境内を抜けてその辺で寝転んでいる野良猫ちゃんと遊ぶのもよい。願い続ければ良縁は訪れる…はず。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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