江古田の街角で遭遇!ドラミちゃんの絵がやけに上手いおじさんの「軽度認知機能障害」電波ハウス

練馬区

先日当編集部にタレコミが入って、練馬区の西武池袋線江古田駅近くの住宅街に電波住宅があるという情報を聞きつけた。
「一年中カセットテープで念仏を繰り返し流し、ゴミを放置して道路に落書きをしたり、公園に貼り紙をしたり」しているお宅らしいんですが…

練馬区 江古田

どうやらここがそのお宅のようです。確かに見るからに様子がおかしい。家財道具や壁掛け時計、傘、日の丸に似せて書かれた旗、「税」「枇杷」などと書いてある紙だとか、子供のおもちゃっぽいものまで、ありとあらゆるものが飾られている。

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確かに家の前を通り掛かると「念仏」の声ではないが、ラジオで古臭い浪曲のような音楽がガンガン鳴り響いている。何故かビーチボールだとかが吊り下げられて見えづらくなっているお宅の玄関先にはこう書かれている。

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「軽度認知機能障害」

まるで家の主が自らの病気の名前を悟っているかのような暗示なのか、医者にそう言われた事を覚えているだけなのか、とにかく自己主張が激しい。ここのお宅の人はどうなってしまったのか。

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道行く子供も三輪車を停めて訝しげな様子で電波住宅を不思議そうに眺めていくのであった。「ヘンなお家~」とか言ってたかどうかは定かではありません。

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しかしですね…家の前の道をよく見てみますとね…道路の反対側にごそごそと動く人影があるのだ。中腰で地面に向けて何かの作業をしているおじさん。

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しかしそのおじさんの動きをよく観察していると、別に家の前を掃除している訳でもなく、ひたすらチョークで何かの絵を描き続けているのだった。ヨレヨレの上着を何枚も着込んで寒さばかりでなく、社会の視線から身を守っているかのようなそのいでたち…

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しかし我々がおじさんの前まで近づいて立ち止まると、何かを察したのかおじさんは家の中に引っ込んで隠れてしまった。あまり他人と関わりたくないタイプの人なのだろうか。怖がらせたつもりは無いんですが、よく見ると家の向かいの電柱や児童公園にまで変な貼り紙や私物が置かれている。

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おじさんが家に引っ込んで居なくなってしまったので、さっきまで「お絵描き」をしていたのが何だったのか、確認してみる事にした。するとこれは…

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「ドラミちゃん」じゃありませんか。しかもやたらと絵が上手いのである。チョークで丁寧に描かれたドラミちゃんの絵は、おじさんの脳内にかなり正確にインプットされているようで、何らかの才能を感じずには居られない。

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さらには「ちびまる子ちゃん」に出てくる友蔵おじいさんと思しき絵までもが…なぜか上半身の部分には「老人」「息」と書かれている。この絵の上手さは、やはり同じ江古田にある日大芸術学部譲りか何かでしょうか。

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そして向かいの児童公園の中にまで、禍々しい字体で「禁煙」の二文字がべったりと滴り落ちる程の大量の墨で書かれていた。比較的人通りも多い場所にあり多くの通行人の目に止まるはずのこちらのお宅、人は見て見ぬふりをして通りすぎて行く。


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