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東急東横線「学芸大学」 (1) ニューサウナ学芸

ふとした事で東横線の学芸大学駅を降りて近辺をうろつく事になった。毎度ながらのスイーツ御用達路線で縁遠い沿線だが、どうも学芸大学駅周辺は自由が丘辺りのようなオシャレタウンになりきれない変なエキスがあちこち残っている。
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散策のスタートは「ガクダイ」こと東急東横線学芸大学駅から始まる。あまりメジャーな感じでもないが一応急行停車駅である。駅前を歩く人々は目黒区民らしくリア充指数の高そうな方々が多い。犬連れと子連れ、カップル率の高さは東横線らしい水準である。


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駅前から続く西口商店街が駅前における一番の繁華街らしい。学芸大学駅については隣の都立大学駅もそうだが、大学がすっかり移転した後もブランドイメージを保つ為にあえて駅名を変えずにいるという東急の戦略があるように思える。
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西口商店街を突っ切ると駒沢通りと合流して目黒区と世田谷区の境目に連なる「優良」な住宅地へと繋がっていく。しかしこの商店街はどことなく下町臭さが抜けず意外な印象だ。
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平屋建ての古ぼけた店舗が連なる辺りは明らかに老舗で高齢者向けの店構え。新旧入り交じった感がある。だからと言って強烈な個性がある訳でもないのだが。
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他には既に営業している様子もなさそうなモルタル壁のボロい料理屋の建物が残っていたりする。
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「学芸大学」という駅名が馴染んでしまっているが駅や商店街がある住所は「目黒区鷹番」で、駅名の元となった肝心の東京学芸大学は1964年に小金井市に移転しており現存しているのは付属高校のみ。駅から徒歩10分ちょいの世田谷区下馬四丁目にある。
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再び西口商店街を駅前近くまで戻って一本南側の路地に入るとそこには怪しさ爆発の古汚い雑居ビルが一軒だけぽつんと残っているのだ。そこは「ニューサウナ学芸」の残骸。ここがガクゲイ大学ですね。わかります。
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「健康と憩いの殿堂 一汗流してサッパリしよう」
知らずに入ると冷や汗をかく事に成りかねない。掠れかかった看板の寂寥感たるや異常。よく見ると「サッパリ汗して明日の太陽を」などと書かれているのが下地に見えている。2階が高麗苑というベタな焼肉屋になっている所もポイントが高い。
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1階部分も怪しげな雰囲気そのままに衣料品店や古着屋などが入居していた。焼肉屋高麗苑は既に潰れてしまったらしくシャッターが閉まったままになっていた。
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締め切られた「ニューサウナ学芸」の玄関口。設備もだいぶ古びていて従業員も年老いた婆さん一人という状態でソッチ目当ての客も来なくなってしまい、泣く泣く閉店となったそうだ。
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玄関の上を見上げると結構大きな建物だというのに気がつく。屋上は建て増ししているのか?かなりテキトーな造りをしている。
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そして2階部分がごっそりテント屋根で覆い塞がれているというのが何とも怪し過ぎる。是非とも現役時代に一度入ってみたかったもんだ。まさか目黒区にもこんなダークゾーンが潜んでいるとは気付かなかったからな。
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そんなサウナ学芸の建物を遠巻きに見る。アカデミックなイメージが先行する駅名とは裏腹にこんな濃ゆい物件が残っているのが「ガクダイ」の面白い所です。

※追記:ニューサウナ学芸の建物は既に取り壊されています。跡地はマンションに建て替わる予定です。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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