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佐々木物件だらけでヤバイ!江戸川区一之江「佐々木アパマンコンツェルン」を鑑賞する

都営新宿線一之江駅付近は環七通りもあって、郊外住宅地としては東西線の葛西、西葛西程ではないがそこそこ発展していて、昔ながらの田園風景や江戸川名物の金魚池もぽつぽつ残る中でアパートやマンションが乱立している。

江戸川区 一之江

そんな一之江駅から徒歩10分くらい歩いたあたり、船堀駅との中間くらいにある一之江境川親水公園付近まで来ました。なんかこの辺、江戸川区一之江六丁目付近のアパートやマンションがちょっとおかしな事になっていると聞きましてね。

江戸川区 一之江

新大橋通りの三島橋交差点を北に入った住宅地に向かう。交差点の角には町工場と焼鳥屋が隣り合っている。一之江まで来ると完全に郊外の街並みだが、東京の東側特有のベタな下町感が漂う。

江戸川区 一之江

この付近、夜ともなると真っ暗になりそうで治安に問題があるからかこのような看板が立っていて、江戸川区だものしょうがない、と思うんですが、一之江とか船堀あたりって江戸川区の中でも比較的治安がマシな方らしいですよ。

江戸川区 一之江

しばらくすると高圧鉄塔がデーンとそびえている一画があるのでそのへんのアパートやマンションを見物してみましょう。決して贅沢さえ言わなければ住めなくはない土地で、一応都内なのに家賃相場もそこそこお安めなので、初めて上京した方々もお手頃に借りられそうな入居費用を抑えた物件が豊富にありますね。

江戸川区 一之江

高圧鉄塔の周囲にはそんなお安そうな軽量鉄骨造の二階建てアパートがここぞとばかりにわんさか建っておるわけだが…

江戸川区 一之江

ふと目の前のアパートの名前が書かれた看板を見ると「第1佐々木ハイツ」とある。佐々木さんが家主だから佐々木ハイツというのは当たり前過ぎて別にどうという事がないように思えるが…

江戸川区 一之江

昔ながらの佇まいでなかなか昭和枯れすすき感が出ている佐々木ハイツであるが、下町のそれと考えると何も珍しいものではない。家賃はすこぶる安そうですがね。

江戸川区 一之江

しかし向かいのアパートも「第3佐々木ハイツ」ときたもんだ。佐々木ハイツだけでも一体何軒あるのだろうか…

江戸川区 一之江

その隣にはさらに「第5佐々木ハイツ」まで現れた。ここで手元のスマホで地図を確認してみると、周りのアパートに全部「佐々木」の名前が付いていた事が分かるのである。

江戸川区 一之江

ここいら全部佐々木と名のつくアパートばかりで、地図で確認した限り30軒くらいは「佐々木物件」を見かけられる。

江戸川区 一之江

さらに道路を挟んだ向かいのアパートも「佐々木コーポII」。これだけササキまくっていると佐々木真っ暗って感じですが何故こんなに佐々木だらけなのでしょう。

江戸川区 一之江

ちょっと見える範囲だけでもどれだけササキまくっているか視覚的に判断してもらおう。第1・3・5佐々木ハイツ、第10佐々木荘、第16・17・18・31佐々木荘、第28・30佐々木ハイツ、さらに佐々木コーポI・II、第一佐々木マンション…これだけの「佐々木物件」がこの区画内に密集している事になる。

江戸川区 一之江

とうとうゴミ置き場も佐々木専用になってしまった模様です。佐々木に逆らうものはゴミの一つも捨てられなくなりそうな勢いで、一之江のこの地域では佐々木さんには頭が上がらないのでしょうか。

江戸川区 一之江

ゴミ置き場から道を挟んだ向かいにある「第一佐々木マンション」は数ある佐々木物件の中でもちょっとグレードの高い鉄筋コンクリート造。

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少し離れた場所に「第20・21・22・23佐々木荘」もありました。20番台の佐々木荘は壁に直書きのぶっとい筆文字が男っぽくて、肉体労働者の住まいには似合ってます。

江戸川区 一之江

近くにはさらに「第12・13・25・26佐々木荘」「第2・6・7・8・10佐々木ハイツ」「第二佐々木マンション」「佐々木テラスハウス1・2」「コーポラスササキ」…確認できた限りはそれだけの佐々木物件があった。

江戸川区 一之江

アパート・マンションはもとより、駐車場ももちろん「佐々木第2パーキング」であり、この土地で暮らすには佐々木さんの影響力を避けて通る訳にはいかない程の勢い。一之江は佐々木王国だったのか…

江戸川区 一之江

これらの「佐々木アパマンコンツェルン」とも言える住宅群は一之江六丁目の一之江境川親水公園沿いの土地に密集しまくっている。元々ここの大地主だった佐々木さんが、金魚の養殖池だった土地を1970年代からどんどん宅地開発したのが始まりだとか。昔の地図を見ると江戸川区のこのへんは金魚の一大産地という事もあり、金魚池ばかりなのが分かる。

江戸川区 一之江

広大な金魚養殖池は郊外に移転するなどして失われたものの、今でも江戸川区は奈良の大和郡山、愛知の弥富と並ぶ日本三大金魚生産地。「佐々木養魚場」というのがこの近くにある。大地主さんと関係あるんですかねやっぱり…ここも養殖池は茨城県に移転しており、金魚の販売のみを行っている。

江戸川区 一之江

ちなみにこの江戸川区一之江という地域、かつて広大な農地や金魚池を所有していた地主が多く特に「佐々木」「岩楯」の苗字は代々の大地主だとか、一之江駅前にあるスーパー「ヤマイチ」は一之江に本拠地を置くローカルスーパーで、ここの社長も岩楯さん。他にも地主が強すぎて区画整理で揉めたりして町名が統一されてなかったり、「春江町」が分断されたままだったり色々と変な事情がある一之江の街でした。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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