どうぞ、お好きなSNSで拡散して下さい

首都圏屈指の超多国籍団地!横浜市泉区「神奈川県営いちょう団地」訪問 

少子高齢化社会が本格化する日本において、その傍らでは将来の労働力不足を補うかのように外国人移民の流入が加速度的に高まっている。そして既に住民が外国人だらけになった団地が日本各地で次々生まれている。当取材班では、これまでもブラジル人だらけの愛知県の保見団地や中国人だらけの埼玉県の川口芝園団地などを見てきた訳であるが、今回は神奈川県横浜市泉区と大和市との境目に存在する「いちょう団地」を訪問した。

いちょう団地は横浜側・大和側どちらも神奈川県営住宅で、昭和40年代に相次いで建設されている。最寄り駅は小田急江ノ島線高座渋谷駅から徒歩15分、もしくは相鉄線いずみ中央駅からバスとなる。東京から通うにはかなり不便な場所だ。

団地はかなり大規模で、横浜側の「いちょう上飯田団地」48棟2238戸、大和側の「いちょう下和田団地」31棟1394戸に別れており世帯の約2割が外国人であると言われる。

高齢化により当初の住民が退去する代わりにどんどん外国人が流入してくる構図は保見団地や川口芝園団地などと変わらない。

しかしいちょう団地に住む外国人は特定の国の人間が多いというよりも、とにかく多国籍。中国、ベトナム、カンボジア、ラオス、ペルー、ブラジルなど24カ国に及ぶといい、主に多いのは東南アジア系と南米系である。

横浜・大和市境を流れる境川の両岸に古い団地が立ち並んでいる。

最寄りの高座渋谷駅を降りていちょう団地方面に歩くと、まず最初に目に付いたのは団地の外れに位置するショッピングセンター的な区画であった。貧民大歓喜のディスカウントスーパー・オーケーストアは沢山の買い物客で賑わう。

ちょうど幼稚園の夏祭りが行われていた最中で、周囲一帯で盆踊りのメロディが流れている。

しかしオーケーストアの向かいのビルを見てみると、2階部分には中国物産店。大量のビデオテープが棚に陳列されているのが見える。

建物の脇から2階商店へ入る。中途半端に年季が入ったいかにもオールドニュータウン的な寂れた佇まいがたまらない。

2階店舗はとりわけ目立ってしょうがない中国物産店の他は個人医院や薬局、理髪店などおおむね普通。

中国物産店の入口にはベタベタと貼られまくっている中国映画のポスター。こうやって見ると一昔前の日本映画とあまり変わらない気もするのだが、カンフーネタがあったりするのが中国らしい。

店の中に入ると、やはり中国物産店らしくやたら無愛想な男性店員が物々しい目つきで客である我々に視線を送る。店内商品も中国語表記がメインで、やはり日本人向けではない。

その隣には「横沢アジア食品店」。日本人の苗字が店名になっていて一見すると不思議なのだが、店の中を覗いてみると外国人のおばちゃんがレジをやっている。話を聞いた所、実はカンボジア出身とのこと。日本語も達者で、親子二世代でアジア食品店を経営しているという。

店の表には沢山の女性向け衣料品が陳列されている。日本人だったらおそらく高円寺か下北沢あたりの女子くらいしか着そうにないいかにも東南アジア系のセンスの涼し気なスカートなどが多い。

手編みの夏服、一枚5000円と強気の価格設定。

店内はタイやインドネシアなどの東南アジア料理食材が豊富に並べられている。いちょう団地周辺にはこうしたアジア食材の店や飲食店が点在し、異国での日常生活を下支えしている。

他にもこのような自動車学校の看板が掛かっているのが見える。足利自動車教習所、栃木県にある自動車学校がなぜ神奈川の片隅に広告を出しているのか謎なのだが、どうやら中国人を対象にした合宿免許取得プログラムを用意しているらしい。

いちょう団地の多国籍化現象は想像以上に進んでいる。さらに団地の中にまで入って、その様子を伺ってみようと思う。

>2ページ目を読む


The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.