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埼玉県民がしけこむ「池袋駅北口」のホテル密集地帯を歩く

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胡散臭さ爆発の池袋北口ラブホ街の路地を抜けた先には何故か総合病院がある。

建物がラブホばかりだったものが突然ここに来て「長汐病院」という総合病院の何号館といった建物に変わる。何だか凄いロケーションの病院だが24時間救急医療体制のれっきとした池袋の街における医療機関なのだ。

昭和41(1966)年開業の長汐病院の建物はかなりの年季を感じさせる。なんでこんな怪しい所に病院があるのか気掛かりだったのだが、恐らくここがラブホ街になる前からあったのだろう。

この路地には長汐病院関連の建物が複数あって、近所で働くデリ嬢も御用達であろう婦人科もはじめ診療科目も多彩。そんな病院の周囲を歩き回るとその裏側から純然とした住宅街に変わる。

周辺には病院以上に古びた外観の一軒家が目立つが、それも半ば廃墟然とした物件ばかりで蔦まみれになっているものも多い。かなり雰囲気が独特である。

病院敷地にへばりつくように建つ一軒家。場所柄を弁えて壁に貼りつけられた「カードでお金」の広告が哀愁を誘う。

ラブホ街の裏側の路地に入ると「平和・トンボ資料館」なる謎の博物館らしき物件の看板が残っていた。個人経営らしく収集したトンボと平和資料を展示しているらしく予想通り憲法9条教かと思った訳だが館長がお亡くなりになったらしく閉館してしまっている。

この近所にはトンボやメダカなどを観察できる「池袋の森」という公園があって池袋に残る貴重な自然環境を地味にアピールしているのだが場所柄だけに夜な夜な如何わしい目的で訪れる大人どもが居て残念ながら夜間閉鎖となっている。

このあたりからボチボチ貧乏臭いアパートが見られるようになる。他の巨大ターミナル駅と違って駅至近距離に貧乏人も住めそうなボロアパートが充実している事が池袋の大きな特徴である。ここなら病気になっても病院も近いし何かと安心だよね。

しかし病院の先の四つ角を左に曲がるとそこもやはりラブホ街が続いている。女一人で病院に来ても立ちんぼと勘違いされかねない場所である事は確かだ。病院のナースとか毎日の通勤どうしてるんだろうな。

しかし池袋駅からこの路地を抜けた先の北池袋(池袋本町)方面にもアパート・マンションが腐る程あるのでなんだかんだ言っても通行人の数は多い訳で、雑多過ぎる環境の住人にとって友人知人をこの場所に連れてくるのは結構勇気が要りそうでもある。

この界隈も近代的なラブホばかりかと思ったらそうでもなく、一軒だけだが昔の連れ込み宿の名残りを留めるような古いビジネスホテルが一軒残っている。

AからDまでの4種類、価格も1人3200円からとドヤ並みに安い和風旅館「水月」。出張サラリーマンにはこの上なく素晴らしい環境でございます。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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