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東京屈指の下町仕様アーケード商店街がある板橋区「大山」を歩く

23区西部でもとりわけマイナーさが際立つ「板橋区」。古くは中山道板橋宿、現在は池袋至近の住宅街として広がる地域、その中でも繁華街らしい街となっているのが東武東上線の成増と、ここ大山である。

池袋駅から東上線各駅停車に乗ってわずか3駅、駅を降りるといきなり商店街のアーケードの中。それが板橋区の下町「大山」の玄関口だ。

大山駅前に広がる「ハッピーロード大山商店街」、東武東上線大山駅南口を起点に西側の国道254号川越街道までの全長560メートルの全蓋式アーケードを形成している板橋区を代表する商店街だ。

アーケード街の中に改札口がある駅は案外首都圏では見かける事がない。最初に大山を訪れた時は「やけに関西の臭いがする街だ」という印象が強かった。というのも、全蓋式アーケードを整備している商店街は西日本の方が圧倒的に多いからだ(→詳細

駅改札口周辺にはよくわかんない子供の銅像。やはり雰囲気が関西の下町臭い。これで駅前にたこ焼き屋の屋台でもあれば完璧なのだが。

商店街の横手にやけに古い市場の建物がある。買い物客がひっきりなしに行き来しているので思わず吸い込まれるように中に入った。

中に入ると「ダルマストアー」と書かれた古い看板が何個も釣り下げられているのが見える。買い物客でごった返しているこの建物と左側に隣接する「だるま市場」の2つが、大山の台所とも言われる食料品&惣菜屋密集ゾーンなのである。

「だるま市場」と「ダルマストアー」は相当昔から存在しているようで、ある意味ハッピーロード大山商店街以上に地域の顔となっている。素朴で活気のある市場が都心にもまだまだ残っているものだ。

ハッピーロード大山商店街のもう一つの顔と言えば、商店街の中程で客が行列を作っている老舗のクレープ屋「ピエロ」だ。店の名前の通りにホコリで真っ黒になったピエロが壁面に張り付いている。

店の歴史は原宿のマリオンクレープ並みに古く、ここ大山に店を構えてかれこれ30年近くになるという。しかしそれよりも気になって仕方がないのが店の入口に置かれた屋台を埋め尽くす程に吊ったり張られたりしているメニューの紙の数々。おかげで店主の顔がわからない。

トッピングする食材の組み合わせでおよそ200種類ものメニューを店主一人で作り上げてしまう、かなり気合の入った店である。

これまで散々テレビや雑誌でも紹介されまくっているので、地元では超有名な存在になっている。

店の表に出ている屋台もかなり年季の入ったものになっていて個性的だ。

生クリームがどっぷり塗りたくられたクレープは1つ350円だ。他にも明太子チーズ激辛クレープなどの変なメニューもあるが調子に乗って頼んでみたら意外に量が少なくてショボーン。ここは普通にメニューにしといた方が無難だと思います。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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