【川崎市】外国人も押し寄せる天下の奇祭!川崎大師・金山神社「かなまら祭り」(2010年)

川崎市川崎区

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いよいよ巨大男根神輿登場!「面掛行列」

午後1時を迎えるといよいよ若宮八幡宮の鳥居から3つのチ◯コ神輿が担ぎ出され街中を練り歩く「面掛行列」が始まる。

この頃には神輿が出てくる時を待つ参拝者の人だかりは神社の境内をはみ出して付近の道路を占拠する勢いで広がっている。早めに場所を取らないとまともに見られない事からみんな必死。

そうこうしているうちに最初の神輿が若宮八幡宮の鳥居をくぐり表の道路に出てきた。最初に来たのは舟神輿。

黒山の人だかりの上を進む舟神輿。鋼鉄を思わせる黒光りする怪しげな巨根が乗った神輿は日立造船神奈川工場に寄贈されたもの。壮大な門出を祝うように集う参拝者に見送られて街中を練り歩く。

しかし人々の注目が一点に注がれるのが、次に鳥居をくぐるピンク色の「エリザベス神輿」。あまりに巨大過ぎて鳥居に飾られた縄に頭が引っ掛かりそうだ。

それでも無事に鳥居をくぐり路上に飛び出すやいなや、担ぎ手である女装クラブエリザベスのお嬢様方の男気溢れる掛け声が上がる。

「かなまら!でっかいまら!」

他の二つの神輿は地元の担ぎ手によるものだが、このエリザベス神輿だけは女装クラブのスタッフが担当している。

巨大なピンク色のエリザベス神輿は「でっかいまら」の掛け声とともに舟神輿の後を追うように路地を走っていく。田縣神社豊年祭の大男茎形とは違い縦型の神輿なので、動き方もかなりヤバイ。天を衝くようなそのいやらしい動きに笑い声が漏れる。

以下、エリザベス神輿の後を追うように参拝者もぞろぞろと民族大移動を行う。やはりお前らの目当てはソレか!非常にわかりやすいですね。

ちなみにこの後に一番地味な「かなまら大神輿」も出てくるのだが、そっちはあまり目立たない。

面掛行列のコースは毎年微妙に変わるらしいが、だいたいは一度川崎大師駅前の広場に出る道を辿る。付近の商店街は束の間の大混雑を見せ、祭とは露知らずパチンコに興じている地元のオッサンも呆然とした顔で路上を見ている。

一番地味なかなまら大神輿の担ぎ手は、やはり地味な中年オヤジが中心となっていた。加齢臭が凄まじいがかえって男気溢れるパワフルな神輿だ。

主役扱いのエリザベス神輿はやはり存在感が違う。担ぎ手の女装子も普段は女性以上に女性らしく振舞っているのだろうが、この日だけは男よりも男らしい。

地元民や騒ぎに乗じて集まる川崎名物のヤンキー、一般の参拝客、外国人も入り乱れて何がなんだか訳がわからない状態になる。

やがて巨大チ◯コ神輿は京急川崎大師駅前の広場に差し掛かる。首都圏近郊でこれだけの規模で公然わいせつ祭をやっている所なんて今日び川崎くらいしかない。

神輿行列はそのまま川崎大師の表参道商店街になだれこむ。この時ばかりは脇役だったはずの金山神社と主役の川崎大師平間寺の関係が逆転する。男根神輿が我が物顔で街を席巻する年に一度の決定的瞬間だ。

いよいよテンションも上がってきたのかエリザベス神輿の担ぎ手女装子一同も徐々にハイになってきている。どんどんブッ壊れてきた。

汗だく状態のお嬢様方。力の限り巨根神輿を天に突きまくる。凄く男臭いです。

神輿の担ぎ手は時折交代しながら前へ進む。舟神輿は意外にギャル率が高いのだ。老若男女入り乱れて掛け声を響かせる。

そのうち見物人の外国人観光客まで乱入してきてますますカオスっぷりに磨きがかかる。その手には「さずかり飴」が握られている…!!

神輿を担ぎながらバキュームフ◯ラを披露する外国人女性。実に力強いですね。そんなに強いと膀胱炎になりそうだ。やべえ。

最後の方になってくると日本人も外国人も関係なく酒が入って狂乱状態になっていて笑える。外人女性はしゃぎすぎ。いやあ、祭ってホンットにいいもんですねえ。水野晴郎でした。

間違いなく首都圏最大の珍祭である川崎大師・金山神社の「かなまら祭」。春の陽気に誘われる頃、ぜひ参拝をおすすめする。

注意事項:かなまら祭は年々参拝者が増加の一途を辿っていて、会場となる若宮八幡宮付近はめちゃくちゃな雑踏となり大変ですので、お子様連れとか体の弱い方との同伴は辞めといた方が身のためだと思われます。


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