東京23区の最果て、常磐線金町駅の北口に降り立つと、フィリピン国旗だらけの金町一番街、大規模ボロ団地の金町駅前団地などが立ち並んでいる訳だが、その団地の南東側に広がる商店街はいかにもDQN全開の常磐線仕様。
パチンコ屋とサラ金ATMが近接する金町駅北口の繁華街。ここでも下町貧民の有り金をとことん毟り取る集金機構がバッチリ機能しているようだ。
北口ロータリーすぐ東側の一角にはパチンコ屋が3~4軒ここぞとばかりに密集している様子が見られる。そばを通りがかるだけでもジャンジャンバリバリ音が豪快に響き渡る。
こういった場末の下町のパチンコ屋はどの店の前も平日昼間でもお構いなく満員御礼。店の前に自転車がずらり並ぶ光景が異様。一体どこから遊ぶ金を捻出しているのか不思議でしょうがないですね。
パチンコ屋だけじゃなくて個室ビデオ屋もばっちり24時間営業で地元下町親父達の自家発電小屋として活躍中。サラリーマンというか労務者の味方花太郎グループ。実におめでたい店舗構成です。
よく見たら向かいの雑居ビルも個室ビデオ屋とゲームセンターだった。東京の外れの葛飾金町でも全くDQNっぷりが抜かりない。ステキな教育環境。
しかしそれにしても個室ビデオ屋の看板の色使いがあまりにキョーレツで笑える。DQNに文章を読ませる為の心理をつくと自然にドンキホーテ風のこういった字体になるんだろうか。この一帯をうろついているだけでも脳みそがクラクラしそうだ。
お金に困ったらサラ金のATMもすぐそばにあるので便利ですね。さらに保証人不要のマンスリーレンタルルームも看板を掲げていた。もはや金町も難民ゾーンと化しているのだろうか。
そんなDQN歓楽街を取材中に隣の通りから何やら奇声が聞こえてきたので様子を見に行ったら日の丸を持った越◯屋俵太みたいな髭面のオッサンが一人で行進していた。
白いジャージに身を包んだオッサンは日本の国を憂い何やら叫んでいるようだが「ワー」とか「ギャー」とか言葉になっていないようで言語不明瞭意味不明状態。日の丸を掲げ葛飾金町の街を行進中。
この人有名人なんでしょうか?地元住民で詳しい方からの情報お待ちしています(笑)
今回は別の目的があったので、再度金町一番街を北へ突き進み水元公園に向けて歩いて行く事にする。一番街の東側の路地は怪しいマッサージ屋やフィリピンパブを見かける事がなく、無難な中華料理屋や薬局などがちらほら並んでいる。
商店街の出口付近には地元民向けの古い飲食店が連なる。何の変哲もない焼肉屋に寿司屋ですね。
寿司屋の軒先にはよくわからないローカル演歌歌手のポスターが貼られていて笑ってしまいそうになるのだが、東京西側文化圏ではまず見かける事もなさそうなポスターの数々。
ローカル演歌歌手の世界はガチな下町に残された絶滅危惧種的な文化遺産。時は平成の世となれどもこんなのシラネーヨと思うような歌手が人知れず夜の下町で活躍しているのだ。東京は我々が思っているよりもはるかに巨大な都会なのである。