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【川崎市】川崎臨海部のガチなコリアタウン「おおひん地区」を歩く(2009年)

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首都圏屈指の在日コリアン集住地域として知られる川崎市川崎区「おおひん地区」の街並み。池上町の不法占拠地域「群電前」ほどではないが、この界隈も一歩裏道に入った途端、戦後そのままの雰囲気をひきずる古臭い住宅街が残っている。

路地裏にひっそり置かれたままになっている商店街イベントのポスター。「祝第15回おおひん春の祭 コリアタウン焼肉フェスタ」とある。場所柄を大いに感じさせる。

やけに韓国食材店が多い「桜本商店街」。キムチ専門店や韓国食材店の多さは都内の三河島や西新井などと並ぶ充実ぶり。カネダ食品は桜本だけに限らず横浜橋にも店舗を出している。

またしてもマンションの1階に福祉系物件が入っていた。独居老人が部屋で孤独死する問題は年々深刻化しているが、川崎コリアタウンにおける高齢化率の高さが伺える。まさに「犬も歩けば老人に当たる」程の勢いである。

やはりこういう場所に来ると共産党ポスター率もググーンと高まる。貧民でも大富豪でも一票の重みは平等なものだが、プロ市民も左翼政党も低所得者票の方が選挙活動の効率がいい事を知っている。これも「犬も歩けば赤旗に当たる」程の勢いである。

そういえば桜本商店街の入口に妙なビラが貼り付けられていたのが目に付いた。「みなみちゃんプロジェクト」と書かれたビラ。

一言で言うならば2004年に廃校となるまで県立川崎南高校として使われていた建物の取り壊しに反対する運動である。かつては川崎一のマンモス校だったという高校が廃校になるというのは川崎臨海部の深刻な人口減少を物語る出来事だが…

校舎跡地には「少子化で学校が要らなくなったら福祉施設にするから」と行政と約束していたそうだがそれも反故にされ、勝手に大型ショッピングセンターに作りかえられようとしているそうだ。建物にアスベストが使われていたりと違う問題も噴き出していて、こっちはこっちで面倒な事態になっているそうで。

その隣には「第6回KAWASAKI大交流祭」の告知ポスターが貼られていた。これは川崎コリアタウンを代表する一大イベントである。テコンドー演武やチョゴリファッションショーなど催し多数。会場には最寄りの川崎朝鮮初級学校のグラウンドで行われるという。

そしてこういう場所には何の違和感もなく北朝鮮国旗が載っていたりするのである。そもそも北も南もなかったはずだが、日本の在日コリアンはその多くが済州島出身者であることはあまり語られない。

他にもベトナムやフィリピン、中国やインドなどの旗もある。東京は全体的に外国人比率が高いがこういう微妙な下町こそが家賃相場も安いし貧民向けのリーズナブルな店もあるので続々と外国人が移住するのである。

おおひん地区には非常にNPO団体が多い訳だが、名前もそのまま「アリランの家」という団体の事務所もある。やはりここも地域の高齢者向けにデイサービスを展開しているようである。北朝鮮問題に世論が敏感になったのもあり、国内にある朝鮮総連や旧朝銀系の施設は軒並み「それとは分かる」看板を外している訳だが、実はこのビルも「朝鮮総連川崎支部」のものである。

風呂なしアパートが多い土地柄なのか「コインシャワー」まで置かれている。この辺は銭湯にコインシャワーが併設された所が多いようだ。一見風呂もあるのに何故コインシャワーが?!と意味がわからないのだが、恐らく銭湯の営業時間内に仕事から帰ってこれない夜勤明けの工場労働者向けに用意されたものだと推測するのが妥当か。

しかもこのコインロッカー、100円でたった4分間しか出ないのでそれなりに工夫しなければならない。オードリーの春日みたいに頭にシャンプーを付けたまま来るとかしないと駄目だろうか。しかし、コインシャワーをコインロッカーと思いっきり書き間違えている隣の落書きが間抜けである。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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