【川崎国最大の盛り場】多国籍タウン川崎市の飲み屋街「川崎仲見世通り」とその周辺(2010年)

川崎市川崎区

川崎駅前から第一京浜に掛けての一帯は、川崎市内最大の歓楽街として飲食店が立ち並んでいるが、その中で最も存在感を示しているのが「川崎仲見世通り」。

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商店街の入口にそびえる立派な仲見世通のアーチを見ると中央には酒をボトルごと勢い良く飲むオッサンの銅像が誇らしげに立ちはだかっていて笑える。のっけから飲んだくれタウンであると主張するこの商店街には、同時にニューカマー系コリアタウンとして数多くの韓国系ショップが並んでいる。

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仲見世通の中でも韓国系店舗が目立つのは、やはり第一京浜に近い東田町界隈だ。商店街の至る所に「客引き行為は法律で禁止されています」の垂れ幕が下がっている。

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普通のバーに紛れてマッコリバーなんて店があるのが川崎クオリティ。しかも昔の店の名前は「旧・冬のソナタ」。隣の店では韓国の屋台料理まで出ていた。

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川崎駅から遠くなるにつれてチェーン系の居酒屋などからだんだん外国人系のパブへと比率が変わるのが面白い。韓国系だけではなくフィリピン系が多いのもこの商店街の特徴だ。なんだか錦糸町を彷彿とさせる。

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外国人系ばかりではなく何気にニューハーフパブまであって種類豊富な川崎の飲食街。店の名前がイミテーション(模造)とは自虐的過ぎて笑える。

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仲見世通からはさらに横丁の飲食街へ枝分かれしている。桜新道飲食街の看板を見るとなぜか台湾か香港のそれと勘違いしそうになるのは場所柄のせいか。

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花小路商栄会と書かれた横道に入って、そのまま大通りを突っ切ると、元遊郭でヤクザの事務所や特殊なお風呂屋さんなんかが並ぶアウトロー地域「南町」へと続く。

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その途中にも胡散臭い店が口を開けて通りがかる男どもを狙っている。かわいい子揃えてます、今すぐ案内できます、どうぞ。ボーイの客引きをすりぬけながら街を練り歩く。

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東田公園の前に出ると、真っ黒な看板にシルクハットの「ナイトイン宝塚」の看板が現れる。

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玄関口から昭和全開な外観の建物は営業しているのかどうかよくわからない佇まいを見せている。看板の「ン」の字が外れかかって、「ソ」になってますが。

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その他、怪しげなバーやクラブに紛れて出会い喫茶の横断幕まで掲げられている雑居ビル。仲見世通りと東田町界隈は言うなれば川崎の歌舞伎町だな。

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東田公園通りに入るとスナックやパブ、それらが入居する雑居ビル自体も怪しさが増す。フィリピンパブの他にも韓国人向けのPC房の店舗も見られる。

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道なりに第一京浜寄りに歩いていくと、コリアタウン全開の平和通り商店街と、首都圏屈指のアウトロー地上げ案件として有名なあの土地へと続く。本当にDEEP過ぎる川崎の繁華街。恐れ入りました。


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