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日暮里舎人ライナーに乗って出かける足立区縦断の旅

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続・足立区縦断「日暮里舎人ライナー」に乗って東京ディープ下町の小さな旅。全ての駅を制覇したかったが時間の都合で限られてしまった。また次回に乞うご期待ということで。次は「江北」駅で下車をすることにした。江北駅。いや、何の変哲もないし。駅前に限った話はね。

しかし、遠目に街の景色を眺めると、少し先に大規模な団地が見える。そこに「江北民生アパート」という、そそられる名前の団地が存在するのである。

そんな江北駅前に着々と建設中なのがスーパー「ライフ」とコジマ電機が合同で入る建物。

一瞬「ライフ」の見慣れた看板にぎょっとしてしまった。

このスーパーは大阪市東淀川区東中島に本社を置く大阪発祥スーパー。

大阪人なら誰でも知っている、あのスーパーライフがこっそりと首都圏に進出しまくっている。会社のホームページを見ればわかるが、いつの間にか首都圏の店舗数と関西の店舗数が拮抗しているのだ。

ライフ江北店は「今夏オープン」とのこと。

大阪商人は「下流社会マーケティング」が得意なのか知らんが、首都圏でも貧民大集合の「足立区」には特に過密出店中の模様。江北店ができれば足立区内7店舗目なんだから、侮れない。

しかも江北駅前には「くら寿司」までありました(笑)

ここ大阪やろ!間違いないわ!

さてさて、くら寿司の脇から一歩路地を入って行くことにします。

先ほどの舎人や、先日お伝えした西新井でもそうだったが、やはり「太田あきひろ」のポスターが気持ち悪いくらい貼られている。いくら貧民街足立区が本拠地とはいえ、創価公明党信者の執念には脱帽である。

しまいには「朝起き会」の看板まで現れる始末。得てして下町は新興宗教の坩堝と化す。

一軒家ばかりで普通の風景が続くかと思いきや、どんどんと香ばしくなってきます。

住宅街から一転、広々とした駐車場に出る。産業廃棄物収集車両が停められていて、目の前の電柱には犬が小便を引っ掛けるが如くヤンキーが縄張りを示すかのように落書きをしている。

「東京足立ミッチ連合」(笑)

一気に雰囲気が悪くなったと思ったら、びっしりと「カード現金化」と「クルマ金融」の看板が張られた一角が現れた。もちろん見るからに違法な闇業者のものだ。

これぞ足立区の縮図なのか。

東京23区とは思えぬテンションで現れた「クルマ金融」は、悪徳業者にコロリと騙されるようなDQNでも貧民でもクルマを所有しているという足立区の事情をそれとなく示している。

土地代だけは安いので駐車場を借りてもさほど圧迫感はない。むしろ交通不毛地帯の足立区だからこそマイカー所有率は高い。「東京」という土地のあらゆる概念を打ち破る実情が伺える。

そしてクルマ金融の看板の横にさりげなく「バイアグラ」の広告があるというのも…

ちなみにここ、高校の裏手ですよ??

教育上、どうなんですか?東京都立足立西高等学校の教職員の皆さん?

マイカー所有率の高い足立区では、クルマで乗り入れ可能なラブホテルの数も23区一多いということだそうです。バイアグラとクルマ金融の広告はそれとは全く無関係ではなかろう(笑)

足立西高校を通り過ぎるといよいよ本丸が見えてくる。

高度経済成長期が始まった時代から、ふた世代ほど時が止まったかのようなアパートが密集している。人の気配も無く、空き家も随分多い。家賃はきっと安いはずだ。

しかし「太田あきひろ」のポスターだけはまるで呪術の札を貼るかの如き徹底振りだ。一体これだけベタベタ同じものを貼り付けて何のご利益があるんでしょうか。皆目見当がつきません。

このボロアパートのすぐ向こうが、大規模な都営団地「江北民生アパート」および「上沼田都営住宅」の敷地となる。

ここいらは昭和40年代に整備された住宅群。

日曜日だというのに、子供が遊ぶ声も全くない。

オールドタウン化したニュータウンというのとは、また雰囲気が違う。とにかく人が居なさ過ぎるのである。

公営住宅、公団住宅が古くなっても、家賃が安ければ代わりにナンボでも人が入ってくる。

それが大阪の門真団地だと残留孤児の親族を名乗る中国人だったり、愛知県の保見団地なんかだとブラジル人だったりするわけだ。

ともかく、こうした「社会的弱者」が寄り添う街の電柱には必ず「ブラックOK」090金融の汚らしい張り紙がベタベタ張られている。弱肉強食の社会はどこでも同じだなあ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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