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日暮里舎人ライナーに乗って出かける足立区縦断の旅

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東京23区内でトップクラスの貧困地帯と噂される「足立区」の実態が一体どれほどのものなのか、現場を見て調べたかったのだ。引き続いて、江北四丁目の都営住宅。老朽化が著しい。

「貧困の最先端」と、足立区が注目を浴びるに至ったのは、ある報道からだった。

小中学校の給食費が払えない(払わない)、授業料も払えない、そして小中学校で「就学援助」を受ける生徒の数が4割に上るという凄まじい状態が公にされたのだ。

江北四丁目の上沼田都営住宅にある公園では、子供の姿は一切見かけることはなかった。

その代わり、チラホラと見かけるのは、腰の曲がったお年寄りばかりである。

大阪の市営住宅密集地帯で見かける風景と全く変わらない。

公園の向こうの煙突は、銭湯。足立区は銭湯の数がとても多い。

道行く人も少ないだけではなく、何か気の利いた店の一つもない。

江北・上沼田ばかりではなく、足立区には他にもこうした都営住宅密集地が山ほどある。

これら全てを網羅する事はただならない労力が要るだろう。

道路の向かい側では団地の建替え工事の準備が始まっている。

だが良く見れば、鉄柵で囲っているだけで放置している雰囲気っぽいのが気になる。

「同建協方式」でおなじみ公共事業の利権渦巻く大阪民国とは違い、東京では公共事業への優先順位が若干低いのか、もしくは建て替える程予算の余裕がないのかのどちらかだろう。

しかし、こんなエアポケットのような空間は生理的な恐怖を覚える。夜間は絶対通れません。

都営住宅の管理棟か何かに使われていたのだろうか。

上沼田民生アパートだけではなく、上沼田母子アパートというのもあるようだ。

そもそも公営住宅の存在自体が福祉の為の住宅という位置づけなのだから。

放置気味の住宅建設現場脇はこのように不法投棄の山と化している。

東京23区はゴミ出しルールが厳しいし、粗大ゴミの回収に金を払いたくない輩はこうして不法投棄に走る。

洗濯機と一緒に捨てられているのは、なぜかドア。

しかも何か書かれてるぜ!

「不法投棄厳禁」と書かれているドア自体が不法投棄な件について(笑)

しかしあまりに日本語も不自由だし物騒な文言が並ぶ。常人が書いたものではないことは明らかだ。捨てられたゴミの山からかすかに有機溶剤の匂いが立ち込めている。思わず身震いした。

ドアには「秘密の花園…。」と書かれていた。

東京未開地帯の秘密の花園への扉を開けたのは日暮里舎人ライナーだ。貴方もぜひ、知られざる東京「足立区」、首都のブラックホール「足立区」を訪れてみませんか。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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