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宗教と精神世界住人の坩堝・スピリチュアルタウン西荻窪 (2008年)

※注意 このレポートは東京DEEP案内が開設されて間もない2008年7月に書かれたもので、管理人逢阪は上京したてで無駄にはしゃいでいる故、文章構成や文体が幼稚でグダグダ状態で読みづらいものとなっておりますが、当時の編集部の力量を見る上で自らの戒めとして当時の文章のまま殆ど手を加えず公開し続けているものです。ご了承下さい。

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まだまだ、西荻在住Mちゃんに案内されて、知られざるスピリチュアルタウン探検は続くのだ。ワールドメイト関連施設のあまりのぶっ飛び具合にこれ以上ぐうの音も出なくなったところで、少し一休みとばかりに、西荻窪の街のシンボルツリーとしても名高い「トトロの樹」を見に行くことにした。

杉並区西荻北の住宅街の一角にそびえる樹齢200年超とも言われる大ケヤキが「トトロの樹」である。地権者が変わり、ここにマンションが建つ計画があがっているため、伐採の危機に瀕している。

街のシンボルでもある、大事な樹を切ってはならぬと地元住民が署名活動をしているのだ。

現在は敷地周辺に柵が張られて中に入ることすらできない。都心からそれほど離れてはいないが、この界隈はとても緑が多い。都心に異常に緑が少ない大阪の人間から見たら羨ましい限りだ。

…さて、気を取り直したところで再び宗教施設巡りだ(笑)

この西荻窪界隈、Googleで「西荻窪 宗教」と検索してみるとどれだけ多くの宗教施設があるかがお解かり頂けるかと思う。おなじみオウム真理教や創価学会から天理教、幸福の科学にワールドメイト、そしてレイキ・ヒーリングのサロンまでもがある。

まさにスピリチュアルタウンの名にふさわしい街だが、当の西荻窪住人でさえもこの街の正体に気がつかぬまま安穏と暮らしている者が多いと、Mちゃんは語る。

西荻窪の天理教施設は凄まじくシブイ。明らかに戦前建築の木造平屋建てだ。こういう建物を見ると、昔の戦時中によくある「出征」に記念に撮るような白黒の写真を想像してしまう。軍服男とその家族、旭日旗、それに千人針があれば完璧である。

天理教に隣接する「小笠原ダクト」の建物も、これまた凄まじくシブイ。「とりあえずダクト屋なので家中にダクトつけてみました!」的なノリが、シブイ。

螺旋階段に巻かれた資材がDIY感全開で素晴らしい。何気に見せるプチ職人気質って、ステキ。

それはそうと、西荻窪と言えば、もう一つ忘れてはならないのが「幸福の科学」である。

大川隆法センセイでおなじみ「幸福の科学」は1986年にここ西荻窪にて事務所を開設して立宗したのだ。(→詳細はWikipediaで

JR西荻窪駅南口に、「幸福の科学発祥の地」が存在する。

てか、事務所の入り口にしっかりとそう書かれている(笑)

なんだかわからんが大川隆法センセイの本を読めば「3分で元気チャージ!」だそうだ。どうも「大川総裁」というと江頭2:50で有名な大川興業を思い浮かべるが…

でも、せっかく宗教の街西荻に来たからには、一つくらい「スピリチュアル体験」をしていかないとね。

現在、幸福の科学杉並支部は西荻窪駅の北側に新しい建物を構えて、日々信者の獲得に励んでいる模様。早速、そこへ向かうことに。

だがそこで突然待ち構えていたのは、幸福の科学信者による熱烈なラブコールだった。

西荻スピリチュアル探検隊一行に緊張が走る!

「10円バザールやってますよー」

「見に来てくださーい」

「冷たいドリンクやアイスも食べ放題ですよー」

????????

なんと!10円バザール開催中!

なんだこりゃ!

Mちゃんはじめ女性陣は、相手が幸福の科学であることもお構いなしに教団施設内に吸い込まれるように入っていったのだ!

さすがこういう時の女性パワーは違う。

なんせ今時100円ショップですら公正価格の常識の範疇に収まらないデフレ現象の落とし子だが、そこに宗教パワーが入るとさらに非常識度は10倍に跳ね上がり値段は10分の1となるのだ!

10円で何を売っているのかガラスごしに教団施設の中を見ると、なぜか醤油とか洗剤、古着などが並べられている。

そして奥のテレビからは大川隆法総裁の有難い説法がエンドレスで流されているのだ。

…つまりこれは、爆安商品を餌に信者を獲得しようという…

「ピ○アステーション式催眠商法」wwwwwwww

女性陣に遅れて施設内に入らず待ちぼうけている我々に信者のおばさん達がしつこく食らいついてくる。

「いまどき10円なんかで服買えないですよ!」

「迷ってるくらいなら入っちゃいなさいよー!」

激ヤバイ!!!!

早く帰ってこいよ女衆wwwwww

恐る恐る教団施設前で待っていた我々の前を女性陣が帰ってきた。西荻マスターMちゃんは、中でしっかりと「買い物」を済ませて帰ってきたのだった。

10円で買ってきたもの…

それが…

韓国製偽ディズニーDVD「美女と野獣」

モロディズニーなんですが完全にウリナラ朴李製品でございます。

さすが南朝鮮、著作権なんか屁でもないぜ!

それはそうと、幸福の科学はこのビデオをどういうルートで仕入れてきたんだろう。

見事にたったの10円で戦利品をゲットしたMちゃん、余裕のピース☆

ちゃっかりお土産に何やら怪しげな紙袋まで、信者のオッチャンに貰ってきたのだが…

大川隆法センセイの「スピリチュアル健康生活本」が入っていたのだ!!

定価1500円…もう、完全に価格破壊である。もはや言うまでもないが、本当の目的は10円バザールでモノを売りさばくのではなく、布教活動にあるのだ。頭がクラクラしてきた。これが西荻窪という街の日常風景だなんて…

そう思ったのも束の間、今度は道の先から謎の賛美歌が聞こえてくるではありませんか。少し警戒しながら道の反対側から、その賛美歌の音が聞こえてくる元を見た。

開けっ放しになった店の入り口付近に数十人ほどの人が屋内を向いて歌を唄っている。やはりこれも、西荻流なのか。フツーに町内会の行事だとか、そんなノリではないのだ。だが、それをよく見てみると…

なんかポスターがありますね。

エライ人二人が向き合っています。

エス・ジー・アーイ!

そうかそうか、どう見ても大作センセイと中国の胡錦濤です。ありがとうございました。

まあ、この学習塾も三色だし、やっぱり創なんでしょう価ねえ。一通り西荻窪を回ったが、正直ここまで凄いとは思わなんだ…
繰り返し言うが、中央線沿線は非常に学生が多い土地柄。ということは、社会に出たばかりの未熟者が、新興宗教サイドにとって「信者獲得」の大きな票田となるわけなのだ。

それがまっとうな人の道を教える宗教団体であれば、非難するいわれもないはずだが、一方でカルトは無知に付け込み人の財産や心の底までもを骨ごとしゃぶりつくす悪徳商法である。リテラシーに欠ける低所得層や学生が狙われるのは世の常。

吉祥寺や荻窪や高円寺や中野に住んでいる学生の皆さん、カルトに深入りして騙される前に、変な団体が近づいてきたらまずはGoogleなどで検索するべし!ですよ!


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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