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小田原アンダーグラウンド「宮小路」 (1)

小田原駅から少し離れた本町あたりが昔の繁華街だったが今では無残なシャッター通りと化している様子は先程見てきた。
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本町二丁目、国道1号線の南側と青物町商店街の西側一帯を「宮小路」と呼び、ここは三業地でもあった古くからの小田原における歓楽街。今でもスナックやら夜のお店が目立つ一方で怪しい店も点在する。


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国道1号の本町交差点から宮小路に足を踏み入れる。地名としては本町であるが、道端には宮小路の名を記した看板や石碑がある。宮小路と名前があるからには、神社があるはずだと考えるが、案の定、小田原宿の総鎮守である松原神社が通りの入口付近にあるのだ。
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その松原神社に近い側の宮小路は、先程見てきた青物町商店街と全く同じく、極端に寂れた商店街といった印象。古びた居酒屋があるくらいで店は殆ど壊滅状態。街を歩く人々の姿もない。
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ほどなく左手に松原神社が現れる。
毎年5月の北条五代祭りに合わせて行われる松原神社例大祭では松原神社以外の4つの神社も同時に祭礼となり、街中の神輿が一斉に街に現れ「小田原担ぎ」と呼ばれる独特の様式で神輿を担いだまま突っ走ったりとかなり荒々しい光景が見られる事で有名。
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祭りがある時期に限れば賑やかさを取り戻すであろう街並みだが、神社の周りを見ていてもさっぱり廃業商店のオンパレードで実に寒々しい限りだ。どこを見ても厳しそうだ。
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レトロな外観を残す書店の建物。肝心の店はおしなべて営業しておらず朽ち果てるがまま放置プレイといった感じ。駅から離れすぎているのも関係しているのだろう。宿場町の栄枯盛衰を見た。
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商店街の跡が住宅街化しつつある界隈だが、所々にこうした明らかに戦前建築の古い商店跡も残る。レトロを通り越して廃墟の趣きすら感じられる。
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こちらも年代を感じさせるレストラン跡。今では単に個人宅として使われているだけだろうか。
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このように、松原神社に近い側の宮小路は寂れて終わコン状態な商店街の残骸が見られるのみといった感じ。しかし道なりに進んで行くと今度はスナックだらけの夜の街に変貌する。
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バラック建築かと思うようなオンボロ酒場が商店街の中程からいよいよ姿を現してくる。場末感もいいところ、昭和枯れすすきを地で行く世界だ。
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しかし一方ではバリバリ現役で続いているスナックやパブも多く、完全なる廃墟という訳ではない模様。ただ活気は全く感じられませんが…
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こうした場末の飲食店がひたすら集まっているというのが小田原旧市街地の夜の盛り場「宮小路」のおおよその姿と言えそうだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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