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荻窪駅北口に残る闇市発祥バラック密集地帯!「荻窪銀座街」 

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アサヒ通りからパチンコタワーを跨いださらに東側にも怪しげな路地裏が続いている。
駅前ロータリーが再開発されてしまい駅前に陣取っていたバラック酒場やラーメン屋なども軒並み追い出された後、荻窪北口での飲んだくれ横丁はこの裏通りだけになってしまった模様。

闇市上がりの時代から半世紀以上荻窪駅の真正面でビール箱カウンターを並べて焼き鳥を焼きまくっていた老舗の「鳥もと」も再開発で追い出された後はこの場所で細々と第二の人生を送っている。

「鳥もと」は青梅街道と線路沿いの道の中間あたり。この狭さじゃ名物だったビール箱カウンターは置けませんね。

目の前にパチンコタワーが出来たせいで風情が損なわれたが、それでも相当な数のバラック酒場やボロ民家がぎゅうぎゅう詰めに並んでいる。

飲食店の建物に混じって古い井戸がそのまま残された場所もある。すっかり掃除用具置き場になっているが、井戸水は掃除用に使っているのかも知れない。この界隈も武蔵野台地の中にあるので地下水源が豊富で、井戸は別に珍しいものではない。

狭い路地裏に合わせるように作られた極端な狭小建築。個人宅なのか店先なのか境界線も曖昧だ。

しかし建物の上を見るとこんな張り紙が…ここ予備校だったのかよ。英会話レッスンもやってるみたいです。なんだか凄い教育環境だが窓際から造花を吊るすセンスも今ひとつ意味が分からない。

そんな謎の予備校を通り抜けた裏側にも井戸がもう一つ置かれていた。

路地裏バラック酒場横丁は青梅街道と線路の間からさらに東側の路地に抜ける小道が2つある。これが吉祥寺だったら路地裏横丁まで小洒落た店に変わっているものだが、荻窪だとそうはならない。

高円寺あたりに固まるサブカル厨にも吉祥寺あたりに固まる勘違いオサレ厨にも見向きされない荻窪の路地裏は何色にも染まらずひたすら我が道を進んでいる感じだ。

だがそんな路地裏を抜けた東側が火事でどえらい事になってしまっていた。元々は鶏肉屋だったらしいが見るも無残な状態である。

炎は建物全体を焼き尽くしてしまったようで3階建ての店舗兼住宅は使い物にならなくなっていた。ちなみに火災があったのは2010年12月。結構前の事だ。

あまつさえ隣のスナックまで延焼させてしまってテント屋根が溶け落ちてしまっていた。ひとたび火災が起きると極小路地に木造バラックが密集する戦後のドサクサ横丁は滅法弱い。怪我人もおらず、これで食い止められただけ不幸中の幸いだろうか。

ひたすら平謝りな鶏肉屋の店主による一文が店舗前に張り付けられている。どうやら出火原因は「オーブンで鳥の丸焼きを焼いていたら油に引火して店が焼けた」そうだ。焼き鳥焼いても家焼くな、というオチである。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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