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大久保・職安通りにそびえる異形の建築「軍艦マンション」がリノベーションされていた件 

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特別に内覧会のため公開されているシェアハウスフロアの中を見て回る事にした。エレベータ横の階段室から扉を開けると目の前で上履きを脱いで中に入る。廊下や照明など内装は全て綺麗にされているが、元からあるコンクリートの基礎部分はそのままで、若干狭さを感じる。

展示ルームの一つに入るとまるでSM部屋のようなデザインになっていた(笑)これで拷問器具一式置いたら完璧ですね。どんなつもりで作った部屋だか知らんが。

コンテナ状になった各部屋に取り付けられた窓は非常に小さい。ベランダと呼べるスペースもなく、無論洗濯物が干せるほどの広さもない。

最初に見た部屋が変だったから後の部屋もみんな変なのかと思ったがそうでもなかった。標準的な軍艦マンションの室内。ちなみにトイレやシャワールーム、浴槽などはシェアハウスの為に共用となっていて、あくまで部屋しかない。

新宿区 大久保

職安通りに面する窮屈なバルコニーの大きな窓と、横っ面の小さな窓が部屋の明かり取り。室内の広さは標準的なワンルームマンションのそれと同じくらい。

それでこの物件、シェアハウスなのでリビングダイニング系統は9階にあり壁もろともまるごとぶち抜いて一つのでかい部屋に変えてしまっている。なんともオッシャレーな共同ダイニングルーム。小奇麗な学生寮みたいなノリだ。

システムキッチンも流し台とコンロが複数取り付けられていて、あくまで住人は共同生活が前提となっているのだ。少なくとも内装だけ見ている限りではDEEP案内的な趣味は欠片にもない。普通の綺麗なマンション。

あとは共同のリビングルームとかプレイルーム系統の部屋が扉で隔てられずに奥に続いている。まあなんとも残念な感じだが不動産として商売するなら、このくらい綺麗にしないと入居者が寄り付かないという事か。

下の階はまだまだ内装工事中でコンクリート打ちっぱなしにしてあったのだが、その一部がアートスペース的な展示コーナーとなっていた。各々の自己満足の世界なので、ひと通り軽く眺めて終わりにしておく。

屋上がやけに騒がしかったので出てみたら、よく分からないアーティストのライブイベント的な催しが行われていた。非常に学生の姿多し。大学の文化祭に来たような雰囲気だ。

なんか変なコスプレイヤーまで居るんですがこれは一体…

なんだか我々が場違い過ぎて居心地よろしくない訳なのだが、それでもあまりに特徴的な軍艦マンションの屋上。まさしく軍艦の甲板の上に出てきたような気分だがその上ではアートな方が即興で絵の具をキャンバスにぶちまけながら傍らで詩を朗読する人と音楽を演奏する人とそれを見守る人々。うーん…

軍艦マンションの再出航は、アーティストで若々しい彼らの手によって進められていた。どうやらどこぞの大学の文化祭に迷いこんでしまったようだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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