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【さいたま市】埼玉ナンバーワンの大都会「大宮駅東口」の垢抜けない昭和な街並み(2009年)

東京の都心から郊外へ伸びるJRの鉄道網。常識的な通勤圏で言うところの北限に当たる大宮駅へは、上野や新宿から片道30分近く電車に揺られて辿り着くことができる。上越・東北新幹線の駅に加え、宇都宮・高崎線の分岐点であり、埼京線や京浜東北線、それに東武野田線、そして謎の新交通システム「ニューシャトル」の始発駅もある巨大ターミナル。

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駅だけを見るとやたら立派で、とりわけ2005年以降はエキナカ「エキュート大宮」の開設でなんとなく都会っぽさに磨きが掛かっている訳だが、いったん改札を降りて、繁華街らしき東口へ向けて降り立つとそこには昭和40年代にでも遡ったかのような地方都市の駅前風景が現れて愕然とする。

名実ともに埼玉県内で最大の繁華街である大宮東口の全貌を探るため、我々東京DEEP案内取材班は大宮の街を歩き回る事にした。

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大宮駅東口を降りると正面に続くのは「すずらん通り」。さっきまでの大宮駅構内の洗練された都会っぽさはどこへやら。ここが埼玉の首都だと言わんばかりの駅前の雑踏とも不釣合いな原始的なアーケードの下に続く闇市横丁。両側は普通の飲食店や居酒屋などだが街の雰囲気はもはや都内のそれとは一線を画する。

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商店街全体が「大宮アルディージャ」のチームカラーであるオレンジ色に塗り潰されているのは「サッカーで街おこし」という田舎臭い発想なのか(笑)ちなみに大宮の隣の浦和には「浦和レッズ」もあり、埼玉の首都として長年の確執を募らせる両都市は合併で同じさいたま市となった後も別々のサッカーチームを持つなどして根深い対立が続いている訳なのである。

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闇市発祥の繁華街である大宮東口は総じて商店街の脇道がやばい。唐突に汚い路地裏に鳥居が現れるので何だと思って入ってみたらその奥には申し訳ないくらいの路地裏の敷地に小さな祠が置かれている。

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しかしこんな場所に祀られても全然有り難味のなさそうな神様だが、もうちょっと何とかならんのか、これはw

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すずらん通りの北側から大宮ロフトの間までに広がる路地裏横丁地帯。完全にクリアランスされきってしまった大宮駅西口とは違い、こちら側は再開発計画も立たず昔からのごっちゃごちゃの区画がそのまま残っている。ちょっとした迷路みたいなものだ。

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その先には「さくら小路」という飲食店街が続いている。大宮東口全体のカオスっぷりと対比すると比較的大人しい割烹料理屋や居酒屋が連なっている。台湾料理の店もあるが店構えはおおむね普通である。

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大宮ロフトの脇から伸びる細い路地裏には「ウエストサイドストリート・どっと混む横丁」なんていう凄まじく死語に近い愛称が付けられていて笑っちゃう。だからダサイタマとか言われるんだろう。

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さくら小路を抜けて再び駅前の「大宮銀座通り」に出る。パチンコ屋やゲームセンター、カラオケ、居酒屋など歓楽街の様相を呈しているが、駅前商店街のどこを見回してもそういう店以外に無いのを見ると、さすがこれが埼玉クオリティなのかと頷くしかない。

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ちなみに銀座通りをそのまま北へ行くと大宮を代表するピンクゾーン、南へ行くとヤンキーの盛り場・通称「ナンギン」へ続く。この界隈のDQN率の高さは半端ない。大宮駅前の人通りの多さは都内のそれとも匹敵する程の規模だが、その事と比べると高層ビルが皆無でいつまでも闇市風の商店街ばかりが続く東口の光景が不自然過ぎる事に気がつく。それが大宮東口の凄さなのでもあるが。

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ごく一部には昔から細々と営業を続ける古い商店の存在もある。4階建ての大きな家具屋だが建物の古さが凄まじい。

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きっと昔は家族連れや新婚さんで賑わっていたのだろうが時代も変わり、こういう店はすっかり郊外型インテリアショップに客をごっそり持っていかれて、寂しい限りの風情を見せている。

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特徴的な構造の「ヤマハリビング大宮ショップニコニコ堂」のビルを横目に、銀座通りを北上する。

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道すがら「カードでお金」と書かれた胡散臭さ爆発の業者の店舗を発見する。やはり大宮は貧民街なのか。それにしてもこの手の店で実際に店舗を構えているのを見たのは初めてのような気がするが。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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