どうぞ、お好きなSNSで拡散して下さい

【入新井町不入斗】ここが池田大作創価学会名誉会長・生誕の地!京急「大森海岸」駅前を歩く

JR大森駅東口から京急大森海岸駅まで続く道を歩いて行くと、おおよそ片道10分程度の道のりだ。JR蒲田から京急蒲田と同じくらいの感覚だろうか。

83-58.jpg

で、さすが大田区だけに公明党ポスターだらけの街の風景が拝める訳だが、今で言う大田区大森北の界隈はその昔「不入斗(いりやまず)」という地名だった。戦前の東京府荏原郡入新井町大字不入斗の海苔養殖業者のもとに生まれたのが創価学会名誉会長・池田大作氏というのはよく知られた話だ。不入斗とはまさにこの辺の土地を言うのだ。

83-59.jpg

そんな不入斗の界隈は今ではごくごく普通の住宅地兼オフィス街のようになっていて、かつて海苔屋ばかりが並んでいたという街の風情はどこにも残っていない。

83-60.jpg

学会のボス生誕の地はこの周辺であると思われるが、こうした昔ながらの土地は殆ど残っておらず、でかいマンションかショッピングモール、もしくはコインパーキングに姿を変えてしまっている。

83-61.jpg

いささか殺風景で広々としたコインパーキングの正面にぽつんと一軒だけ人が集まるレトロな中華料理屋「満福」があった。やけに混んでいるのは某お笑いコンビの出演するテレビ番組で紹介され話題になったからのようだ。

83-62.jpg

マンションの1階部分に工業系オフィスが並んでいるあたりがさすが大森らしいといった所だが、ここで不入斗の地名を初めて目にした。

現在使われている大森北の地名の前身である「入新井」の地名はちらほらと見かけるのだが、それ以前の「不入斗」は公的な地図にも殆ど残っておらず、奇妙な字面も相まってミステリアスな香りがする。ちなみに横須賀や市原市にも不入斗の地名はあるが、関連性は不明。

83-63.jpg

大森海岸駅に近いこの周辺も大型マンションが次々建ち並び始めているわけだが、イトーヨーカドーに隣接するマンション「大森プロストシティレジデンス」があまりに巨大過ぎて眺めているだけで貧血を起こしそうだ。25階建てだが建物自体が横に長いので、まるで壁のようだ。

83-64.jpg

そんな巨大マンションとイトーヨーカドー大森店、住所は大田区大森北二丁目13番地にあたるわけだが、ヨーカ堂が出来る前がアサヒビールの工場で、それ以前が入新井町不入斗百七十七番地、在日朝鮮人が多く暮らすバラック村だったと言われている場所だが、池田氏在日説が出るのはそういった事と関係があるらしいが、今のところはその事を示す根拠は何もない。しかしこんなに綺麗にされたらツッコミどころがどこにもなくてつまらん。

83-65.jpg

ヨーカ堂北側の幅広道路を渡ると住所が大田区から品川区に変わる。大森海岸駅西側のこの一帯は明治時代から三業地が置かれ「大井三業地」と呼ばれていた花街があった場所である。風情はさっぱり失われているが、現在も碁盤目状の区画が見られる他、若干名残りを留める建物がある。

83-70.jpg

大森海岸の駅の名前にもあるように、戦前までは遠浅の海岸が眼前に迫っていて、遠く房総まで見渡せる海では海苔や貝がしこたま採れたという。大森海岸に限らず品川宿から羽田穴守まで幅広く花街が出来るような土地柄だった訳だが、今では完全に住宅地とオフィスビルだらけになってしまっている。

83-66.jpg

しかしそんな大森海岸駅前に、なぜかただ一軒だけ特殊なお風呂屋さんがすこぶるレトロな看板を掲げながら営業している。その名も「大森海岸」。そのまんまやんけ!

83-67.jpg

花街、遊郭、その成れの果てとも言えるこの一軒の店は、昭和のまま時が止まったかのような外観の店である。そういえばもう一軒「歌麿」という老舗のお風呂屋さんがあって、そこのオーナーはスケベ椅子を開発したと言われる人物だったそうだが、とっくに潰れてしまい姿を消している。

83-68.jpg

手描きのハートに矢が刺さった手描き看板のチープさも見逃せない。そこに書かれたフレーズ「貴方にキュン!」に爆笑してしまったが、君に胸キュンはYMOである。いずれにしても時代錯誤甚だしくって素敵。キュン。(当該店舗は2014年7月に廃業したようです…)

83-69.jpg

向かいの雑居ビルも元は怪しい店でも入っていたのかも知れないが独特の雰囲気である。大森海岸とか言いながら海岸がさっぱり見えなくなってしまったように、殆ど花街の姿も消えかかろうとしている。

83-71.jpg

最寄りの京急大森海岸駅のホームを見ると殆どパチンコ屋の広告ばかりで笑ってしまった。これが大田区クオリティ。ギャンブルの楽園・平和島も近い。


The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.