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さいたま市岩槻区いわくつきアウトロード (2)

ひょんなきっかけでさいたま市岩槻区南端の田園地帯を歩く事になった訳だが、都心から至近距離にあるにも関わらずまだまだ広大な田圃が残っていて色んな意味で驚く場所だ。
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この土地は2001年に埼玉高速鉄道が開通し、つくばエクスプレス沿線に加えて首都圏近接地帯における数少ないフロンティアの一つ。現在終点となっている浦和美園駅からも徒歩で来る事が出来る。
駅前に何軒か大型マンションがある他は見ての通りひたすら田圃しかない。将来的には宅地化が進む予定で、鉄道路線もそのうち岩槻駅まで延伸される予定だという話もあるが、それほど開発が進んでいるという印象もない。


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越谷と浦和を結ぶ国道463号バイパスが東西を貫き地域の主要交通網を担っているが、このバイパスの下を通る農道に入るとヤンキーの落書き掲示板と化している場所がありのっけからヤバイ。
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バイパス下のトンネル両側の壁にいつからか書かれるようになった地元ヤンキー軍団の落書き。まず地元の農家かよっぽどの変人じゃなきゃわざわざこんな場所を通らないだろう。誰にも知られる事がなかったはずのヤンキー軍団の自己主張の数々をここで少し晒してみよう。
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地元ヤンキー軍団の縄張り意識を示すフレーズの数々。夜な夜な行き場のない少年達がこの場所を秘密基地のようにして、ひっそり集まっては色々と書いている模様。都心じゃすっかり影を潜めた珍走団も埼玉では健在。
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「あの組長とはちがう」と書かれていてもどう違うのかさっぱり分からないヤンキー軍団の世界。レクサスに乗り回すのが彼らの憧れのようです。ヤンキーが好きな高級車はセルシオあたりにおおよそ決まってますが。
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特にこだわりもなく思いついたフレーズをスプレーにしたためて描いているようです。今日は元気ですか、おちんちん。
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「禁止」の「禁」の字もまともに書けないヤンキー軍団の学力を思い知らされる。社会の底辺で暮らしていても「いつかは頂天」を目指したいということだろうか。頂天じゃなくて頂点ね。国語の先生が見たらゼロ点つけますよ。
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よくわからんがヤンキーの世界にもイカタコウイルスが浸透しているようです。こいつらインターネットとか見てるんでしょうか。出会い系とか無料ゲーム以外に。
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彼ら行き場のないヤンキー軍団の自己主張、もとい落書きの数々を目にしていると分かるが、だいたいは地元岩槻で暮らしている奴らの仕業である。岩槻とは言っても浦和と越谷の間にある街外れの辺境ゾーンなので、縄張り意識全開で粋がるには微妙な場所なんですけどね。
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平成の世に入っても「なめんなよ」の世界がリアルで繰り広げられている埼玉の田舎におけるヤンキー文化。暇なのは分かるがそのエネルギーをもっと創造的な事に使えやしないのだろうか。
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言うまでもないが多感な若い時期なのでセクースの事しか頭に浮かびませんね。あまりにも古典的なオ◯コマーク。血気盛んな全国のヤンキー世界で共通のシンボルマークでございます。
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ちょっぴり頑張ってストリートアート風にしてみたけどよく見たらオ◯コマークがバッチリついていました。まだまだ職人と呼べるには程遠い。もう少し頑張りましょう。
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誰にも知られぬガード下で繰り広げられる田舎ヤンキー達の自己表現。彼らもいつかは社会に出て大人として生きていく訳だが…
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不自然な形で真っ黒に塗りつぶされたスペースには一体何が書かれていたのだろう。
押忍!押忍!挨拶だけは上等です。
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好き勝手落書きしまくっているヤンキーどもだが、「人形の町」と書かれているのを見てほっこりしてしまいます。グレてもやっぱり地元大好き。上のマークは岩槻人形協同協会のトレードマークらしい。
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行き場のない彼らヤンキー軍団の脳内世界を見ているかのようである。東京じゃ珍走団だの言われてこんなのダセェと言われるのがオチだが、埼玉や北関東の街にはヤンキー文化がまだまだ健在だ。
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出来れば彼らのようなヤンキーにもそれなりに生きる道があればいいんですが世間は不景気だ何だと言って世知辛いもの。社会の歪みは埼玉東部の粗暴犯の多さに現れている。「俺の女を取った」などと因縁をつけてファミレスで乱闘を起こしたりと色々香ばしい事件が相次いでいる。
越谷や八潮あたりがマッドタウン化している事も彼らヤンキーの存在と無関係ではあるまい。
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政令指定都市さいたまの片隅で見たヤンキー軍団の行き場のない思いを見つめて、この日本社会の行く先を案じる。豊かな国だからこそ目に見えづらいが、この国の社会の底辺では確実にスラム化は進んでいるのだ。

これでいいのかさいたま市 (日本の特別地域特別編集)
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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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