浅草神社三社祭

浅草寺境内にある「浅草神社」で、毎年5月第三金土日曜になると開かれる、東京三大祭の一つにも数えられる「三社祭」。
ネット上では「ヤクザ祭り」として有名になっちゃってる、あの祭り。昔から地元のヤクザが身体の紋々と自己顕示欲をここぞとばかりに見せ付ける恥ずかしいお祭りとして名が知れ渡ってしまっている。(→詳細
まさに、東京・浅草のアンダーグラウンドフェスティバル!
2006年の三社祭では、宮出しの最中にヤクザが神輿に乗っかって、神輿の担ぎ棒が折れるという出来事があり、その翌年2007年では神輿に乗ったヤクザが3名逮捕されるという珍事が発生、さらに翌年の2008年で宮出しそのものを中止したという歴史がある。
東京DEEP案内では、2008年と2009年にそれぞれ三社祭を訪問している。その模様を少しばかりお伝えしよう。
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宮出しが中止された2008年の三社祭の会場。「三社様」をそれぞれ祀る3基の神輿は境内に大切に安置されたまま外に出される事はなかった。


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この3基の神輿が宮出しされ担ぎ出されるのが三社祭の一番のメインイベントになる所だが、中止されてしまっては祭りのムードも幾分か冷める。神輿にヤクザが乗るようになったのは随分前からの話だとか。
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浅草神社の境内にも、三社様の神輿以外の近隣町会の神輿が置かれている。
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町会ごとに美しい装飾が施された神輿、子供神輿、山車はおよそ100基近くある。それぞれの神輿が神社でお祓いを受けた後、町人の男衆により担ぎ出される。
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神社の境内に限ってはヤクザっぽい人は見かけませんが、彼らはどこから沸いてくるのでしょう…
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三社祭の期間は周辺の路上の至る所で町の男衆がそれぞれの神輿を高らかに挙げ、威勢のいい掛け声を張り合っている。それを見物する客で道は常にごったがえし身動きが取れなくなる。神輿を担ぐ方も見る方もお互い体力勝負だ。
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浅草の街中を太鼓と祭囃子が鳴り響く。これぞ東京を代表する祭の風情だ。しかしヤクザの姿はどこにもありません。やっぱり宮出し中止が効いたか?
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それぞれの町会ごとの神輿の装飾を目で楽しむのもよい。祭の醍醐味は、町人一同が一年に一度の晴れの舞台を見せ付ける場の空気を肌で楽しむことだ。近くのホッピー通りや初音小路あたりにも法被姿の男と女が酒を煽りいい気分で酔っ払っている。
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ちなみに2009年には浅草神社の神輿の宮出しが再開されたのだが、警察の監視強化も相まってヤクザが神輿に乗るトラブルは殆ど起きなかったのだそうだ。
まあ、そうでなくともこの時期に浅草の商店街を歩くと、いかつい顔のお兄さんが法被姿から紋々をちらつかせて闊歩している姿を嫌と言うほど見る事ができる。やはり東京のアンダーグラウンドタウンとしての浅草の存在は見逃すことはできない。
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祭りの男衆の尻を眺めて楽しむゲイの皆様方の社交場が豊富にあるのも浅草の町の特徴である。そのへんの事は後で案内しよう。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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