古書店街・神保町 (2) 言論・出版の自由

世界最大級の書店街と言われる神保町では出版社のオフィスも集中している訳であるが、出版社と言えば言論と表現の自由に基づいて仕事をしている方々なわけで、となると当然宗教や政治思想といったコアなジャンルの方々も集中するというのも、自然な話ではないか。
神保町の界隈を歩いていると、かなりコアな団体のオフィスや店をちらほら見る事ができる。
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まず一番目立つのは「救世軍本営」の建物だろう。
救世軍はプロテスタント派キリスト教系の宗教団体であるが日本ではあまり有名ではないものの、年末の寒い時期を中心に信者らが街頭で三脚に鍋を吊るして寄付を募る「社会鍋」を展開している風景を見かけた人もいるかも知れない。あの団体の本拠地なのだ。


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軍隊式の組織を展開しているのが特徴の「救世軍」、もともとはイギリス発祥の宗教団体であり、日本においては100年以上の歴史があるが、今でも日本よりも海外での活動が盛んである。海外でも同様に、貧困者階級の救済を活動の軸として捉えている。
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何気ない道端にも、なんだか気になるイベントのチラシが置かれている。
「しゃべれ場」というこのイベント、主催がD-1グランプリ有志の会と書かれている。
調べてみると、D-1の「D」はディベートの「D」のようだ。
大学時代にディベートの技術を学んだ「ああ言えば上祐史浩」みたいなのがいっぱいいるんでしょうか。。。「どんどんしゃべれば、自分が変わる、友達できる!」と書いてるけど遠慮しときますwwww
私もサイトで好き放題主張しまくっている立場であり、表現と言論の自由を当然尊重しているが、単に他人の意見を頭ごなしに否定するなど揚げ足取りをすることがディベートだと勘違いしている奴はいけ好かない。
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宗教団体にディベート大会と来れば次は日本のマイノリティ問題である同和関係やら在日朝鮮人関係もきっとあるのではないかと思ったら、すずらん通り商店街の裏道の雑居ビルの一室に、まさにドンピシャな店が存在していた。
日本最強の北朝鮮専門書店&グッズ販売店である「レインボー通商」。どうやら最近になって今の場所に移転してきたらしい。
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しかし雑居ビルの二階に上がりこんで店の玄関を見るまでの間の妙に強力な不安に耐えられるかどうかが微妙なところ。なにせ北朝鮮の書籍やCDを幅広く取り扱うのはこの店しかないわけで、さらに金日成バッチなどの北朝鮮グッズも盛りだくさん。
好奇心旺盛で北に拉致されても怖れない覚悟がないと(笑)きっとここまで辿りつけないだろう。だが店主個人の都合で高知に店舗を移転し(→詳細)、ここ神保町の事務所は期間限定不定期営業とのこと。店に入るのはさらに至難の業となっている。
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神保町交差点付近にある雑居ビルには某解放同盟の出版部門「解放出版社」のオフィスもある。同和問題を主としたマイノリティの人権に関する書籍を扱う出版社だ。ここはあくまで支部であり、本部は大阪市浪速区。
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神保町の書店街は白山通りを北上した水道橋寄りの西神田エリアにも広がっている。日本大学など大学キャンパスが近くにあるため徐々に古本屋なども大学の赤本があったりと、アカデミックな様相を呈するようになる。
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だがその一方でやけにエロDVDショップが増殖しまくっているのが白山通り界隈の特徴だ。学生だから若さに溢れているゆえ当然の需要と言うべきか?
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いかがわしい系の店は白山通り沿いだけでも4、5軒は見かける。思いっきり文教地区ど真ん中ですがこういうのも社会勉強の一つなので(笑)エロDVDと言えどビデ倫と天下り警察幹部だけではなく言論・表現・出版の自由にだって守られているのだ!
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よりにもよってこんな所に熟女専門(笑)
同じ神保町でもこの界隈に限ってはエロ書店街・チン保町でもある。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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