東京都北区赤羽 (2) 一番街シルクロード

赤羽一番街メインストリートから赤羽小学校寄りに一本内側に入った路地に「シルクロード」という古びたアーケードつき商店街がある。
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シルクロードだなんて書いてあるがどこがやねんと言いたくなるような商店街だ。きっと昔は衣類の店ばかりが並んでいたのだろうが、今では一番街飲んだくれゾーンの一角である。


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アーケードの存在が懐かしい雰囲気を余計に盛り立てているのかも知れないが、昭和の風情が全開のシルクロード。古い個人店舗しか入っていないというのも大きな特徴である。
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細い路地のような商店街をくぐると、昔からやっている靴屋や洋品店、仏壇屋などが並んでいるのに混じって、中華料理店や中国人向けの店がちらほら。なるほど、シルクロードってそういう意味だったのか。違うと思うけど。
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ちゃんと着物屋さんがある所を見れば、シルクロードという商店街の名前もまるっきり看板倒れという訳でもないようだ。
しかしこの商店街で最も賑わっている一角は飲んだくれどもの集まるおでん屋だけ。
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赤羽でこの店を知らない奴はもぐりだとか言われるおでんの「丸健水産」。おでん屋ではあるが、どう見ても立ち飲み居酒屋だ。一番街の「まるます家」と並んで赤羽のメジャー飲んだくれスポットの二大巨頭である。昼間っからチューハイ片手におでんを頬張るオッサンだらけ。
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こういう所に来て素通りする訳にはいかないとばかりにおでんとチューハイをセットで頂く。マスターおまかせのおでん種が5つとチューハイが付いて1人700円だ。ああ、何と言う安飲み酒場だ。
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夜になって周りの店が全部閉まっても、おでん屋の前にだけは飲んだくれが群がっている。これが赤羽の日常風景。
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丸健水産の前を通ってアーケードを出ると、赤羽小学校の裏門前。シルクロードの入口両側にはやけに中華風味な店が二軒並んでいる。
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食品から日用雑貨、パソコン用品、それにDVDまで色々売られている中国人向けのなんでもショップだ。西川口や池袋あたりにもこういう店がある。
そして相変わらず隣ではオッサンどもがおでんとチューハイをむさぼっている。
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向かい側の店も一見すると魚屋だが、看板などを見ても中国語で書かれているしやっぱり日本っぽさが全然無い。
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そんなシルクロードの裏手、赤羽小学校裏門前には人が通り抜けられる路地裏がある。商店街の路地裏というのは独特のカオスさを秘めていて、見かけるとつい通りたくなるもの。
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赤羽一番街界隈が戦後復興して出来た商店街だというので、この辺りの雑多な風景にもかつての名残りのようなものが多少残っている。
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バラック建築に近いものを感じさせる古い商店の建物裏側。電線やらエアコンの配線などが複雑に絡み合っている。
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錆び付いた波トタン板が継ぎ接ぎされた、いかにもな建物もしっかり残っている。
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飲食店も多数入っていると言う事もあるので裏手のゴミ箱などには廃棄食材が山積みになっていて有機的な腐敗臭らしきものが漂う。反対側は赤羽小学校のグラウンドを挟んでコンクリート塀が連なる。なかなか面白い教育環境ですよね。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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