東京23区最弱駅決定戦「堀切駅」 (1) 金八先生

東京都23区にはJR、私鉄含めて467の駅があるという。それはもう色んな駅の風景があってバラエティに富んでいる。
東京都23区で一日でもっとも利用者数が多いのは新宿駅の364万人(世界一・ギネス世界記録認定…らしい)。名実ともに世界最大級の駅であり迷宮と言って良い程巨大な駅でもある。
じゃあ、逆に東京都23区で最も利用者数の少ない駅ってどこなんだろうと調べてみた。

すると東武伊勢崎線の堀切駅が出てきた。
一日の利用者数は2876人(2007年度)。
駅の所在地は東京都足立区千住曙町34-1。
どう見ても地方の駅です。本当にありがとうございました。



浅草方面から来る本線と押上方面から来る半蔵門線経由の車両が行き来するが各駅停車しか止まらない。ここから2つ先は足立区の首都でありグンタマチバラギ県民の最初のターミナル駅である北千住駅。

それに駅の位置を見て頂くと分かるが、荒川と隅田川に挟まれた中洲のような地帯となっている。さらに駅南側は首都高6号向島線の高架下が運河になっており、駅舎から直接隣の鐘ヶ淵駅方面に向かうのはこの歩道橋を渡るしかない。

それにしても凄いロケーションの駅やなあ…

堀切駅前の歩道橋は、駅員も業務中に利用している。なぜならホームの反対側に渡るのもこの歩道橋を使うしかないからなのだ。しかも結構遠回りさせられる。浅草・押上方面の電車に乗りたい場合は歩道橋を渡り土手道に沿って歩かなければならない。

で、駅のすぐ東側は隅田川の河川敷。眼前に「隅田水門」が見える。

歩道橋の反対側には隅田水門を管理する国土交通省の建物があるが見た目が廃墟同然なので薄気味悪さを感じてしまう。

歩道橋を上がれば広々とした隅田川の河川敷が見える。土手の向こうは「3年B組金八先生」の世界。あの説教臭く日本の教育現場のシーンとして真っ先に思い浮かべるあまりに有名なドラマの舞台。
腐ったミカンの方程式」など名セリフを数多く残す金八先生だが、その舞台が東京23区で最も「腐ったミカン」で溢れ返る不良DQNの聖地足立区にあったなんて脱毛しますた。

腐ったミカンは放り出すのが社会の道理であるならばこの河川敷にテントを張るホームレスのオッサン達も社会に腐ったミカン扱いをされて金八先生の世界で生活しているのだろうか。

そんな堀切駅前唯一の商業施設「ラーメンみゆき」。
金八先生の挿入歌に中島みゆきの「世情」が使われていた事と何か関係ありそうなラーメンみゆき。それ以外は本当にコンビニ一軒すらない。
東京23区で最も寂しい駅王者の品格はただものではなかった。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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