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セメントと織物産業で栄えた「秩父」の花街跡 (2)

秩父に残る花街の痕跡を見に本町の下平通りを通りがかったが、さらに路地裏に足を踏み入れるとまだまだ見所が残っている。
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ヨガ教室となっている元妓楼(花月)の向かいから車幅ぎりぎりの細い路地が奥へ伸びているので入ってみると、住宅街に紛れて廃墟のような古民家がぎっしり詰まっていた。
そして気になるのが、路地の入口付近に打ち捨てられたバラック酒場の廃屋。
まるで屋台かと思う程小さな建物だが、ちゃんとした居酒屋だったようだ。


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小さなバラック酒場の小さな窓は一部割れてしまっていて中身が丸見えになっていた。
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割れた窓の隙間から見えるジョッキ。もうこのジョッキにビールが注がれる事はなさそうだ。いつから廃墟となったのだろう。皆目見当がつかない。
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隙間から見えるバラック酒場の店内。メニュー表のボードが見えた。
御飲物、お酒300円、ビール500円、焼き鳥1人前5本300円、ミソコンニャク1本100円など、かなり良心的価格。
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バラック酒場の背後の空き地もゴミやビールケースなどが大量に捨てられていて気になってしょうがない。酒屋の廃墟かこれは?
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その空き地の向かいも酒屋のようだ。敷地には立派な蔵もあるようだがゴミやガラクタが乱雑に置かれていて荒れた印象。
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バラック酒場のある路地をさらに奥へ進んでいくと、今度は3階建てビルの廃墟が現れる。1階部分は床屋だったようだがそこも廃業してしまっている。
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この付近は廃墟だらけで隣の空き地にも雑草がボーボー、放置プレイが酷い。その向こうの錆びたトタン屋根のオンボロ平屋も廃墟っぽい。さすが埼玉のチベット秩父、寂れっぷりがひと味違う。
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さらに元妓楼風の2階建て木造家屋もある。生活の匂いは全く感じられない。ここも廃屋だろうか。
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路地に沿って建物裏側に回ると、そこには中古車屋の商品?と見られるホンダステップワゴン(たぶん)が一台。妓楼風の建物は1階部分がゴミ溜めになってしまっていた。
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だんだんヤバそうな路地に迷い込んだ感があるが半分くらいの家はまだ人が住んでいるようだ。
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秩父には花街があっただけでなく、一時期は赤線もあったという話を聞いたが確かな情報ではないので何とも言えない。ただこの場所の風景を目の当たりにすると噂だけでも説得力は感じられる。
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ややこしい路地を抜けるとそこには小さな稲荷神社があった。
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鳥居には「正一位伏見稲荷大神」の文字が。よく見ていなかったので気付かなかったが「古今東西風俗散歩」のレポートによると拝殿横の寄進者名簿に「芸妓組合」「料理店組合」の名前が載っている。花街関係者にゆかりの深いお稲荷さんという事がわかる。
今回の秩父市街探索は時間の都合でここまで。
奥秩父などまだまだ見所が多いわけで、今度は車を出してじっくり訪れたい。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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