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半グレ集団と外国人が闊歩する高級DQN歓楽街「六本木」を歩く (2010年)

青山霊園周辺のオンボロ木造長屋群、それに怪しいバラック建築ラーメン店や米軍施設を一通り見て回った後は、いよいよ成金セレブのステータスタウン「六本木」へと足を踏み入れる事になる。

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六本木界隈は元から大使館が周辺に多い土地柄だけあって、外国人向けのバーなどが連なる夜の盛り場であった訳だが、六本木ヒルズや東京ミッドタウンが出来てからはセレブタウンとしての地位が急上昇。なんとも高級感が鼻につく街に変わってしまっている。

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地下鉄六本木駅から乃木坂方向に歩くと見えてくる巨大複合商業施設「東京ミッドタウン」。六本木エリアに組み込まれているが、もとは赤坂檜町といって、戦前は陸軍歩兵第一連隊兵舎、戦後はGHQに接収され米軍施設「ハーディ・バラックス」となるがその後日本に返還され、防衛庁の敷地となるも、再開発で取り壊されて現在に至る。

元から六本木は陸軍部隊のあった「軍隊の街」で、戦前から軍人が羽目を外す為の酒場が連なっていたものが戦後外人パブ街と化し、それが今になっても続いている。

現在東京ミッドタウンとなったこの土地も、観光に訪れる外国人の姿ばかりで、なんだか日本にいる気がしない。もっとも今の東京じゃどこに行っても外国人街(厳密に言うと中国人韓国人)だらけで珍しくも何ともないのだが、六本木に限っては白人率がやけに高い。

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東京ミッドタウンの裏手に回ると檜町公園がある。ここも東京ミッドタウンの造成工事とともに新しく改装されて、すっかり綺麗なセレブの憩いの場となってしまっている。犬連れ率の高さ、公園内には犬用の水飲み場まで完備されていてなんともスイーツ(笑)

ここで某中年アイドルグループの草彅メンバーが素っ裸で「シンゴー!シンゴー!」と喚きながら警察に捕まった事件は記憶に新しいが実にどうでもいい話である。

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東京ミッドタウンから六本木通りを挟んで南側、六本木六丁目交差点付近に、セレブの象徴として持て囃される「六本木ヒルズ」の敷地が広がっている。巨大な森タワーの建物は遠くから見ても近くから見ても、どこかしら威圧的な風貌を持つ。

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あまりに有名過ぎてもう説明するまでもないような場所だが、2003年の街開きから10年も経っていないのに村上ファンドだの色々と不吉な事件が乱発していて早くも「六本木ヒルズの呪い」などと呼ばれ都市伝説化しているちょっとアレな物件だ。

都市伝説とか呪いとか言うよりも、ヒルズにオフィスを構え、隣のタワーマンションに住む新興リッチをマスコミが「ヒルズ族」などと呼びチヤホヤ持て囃した結果がこれ。

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森タワーの入口にはでかい足長蜘蛛の像が、足元を歩く通行人を見下ろすかのようにそびえている。成り上がり者の憧れの象徴として人々を寄せ付け続ける六本木ヒルズの姿はまるで金銭欲・権力欲という見えない糸を張り巡らせ獲物を捉える女郎蜘蛛のようにも映る。

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森タワーの南側にはテレビ朝日本社ビル。お台場や赤坂や汐留などに本社を構える他の民放各社もそうだが東京キー局の財力の強さを思い知らされる豪華な建物である。その後ろの2棟が押尾事件のあった超高級タワーマンション・六本木ヒルズレジデンス(大島てるに掲載済)。

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どこから見ても一般庶民の想像力の斜め上を行く超近代的で豪勢な作りの商業施設。バブル崩壊後においてもなお、数少ない「勝ち組」の為のオアシスとしてこの六本木の地に君臨している。

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やたら近代建築全開な街の傍らには「毛利庭園」。昔この土地が長州藩毛利家の大名屋敷と庭園があった事に由来する。軍隊の街となる戦前以前は、六本木は武家屋敷の街だった。

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戦後はニッカウヰスキーの工場となり、昭和52(1977)年にテレビ朝日が土地を取得、再開発事業の主体である森ビルに権利変換した後、500人もの地権者がいた住宅地の土地買収に手こずりながら紆余曲折を経て2000年に再開発工事が着工、2003年に完成、現在に至る。

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テレビ朝日本社ビル横の「けやき坂通り」。完全にセレブタウンとなっていて通行人も通り過ぎる車もやたらハイソ過ぎて笑ってしまう。貧民と金持ちの二極分化が進んでいる日本社会だが、その社会のトップエンドを眺める社会見学には六本木ヒルズ以上の好材料は他に見つからないだろう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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