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夢の快速艇トムキャットとは…行き遅れっぷりが半端無い昭和丸出し末期的リゾート「相模湖」で遊ぼう 

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観光客の姿も皆無な相模湖公園のボート乗り場には雑踏の声ならぬ乗り物コーナーから溢れる電子音の洪水が溢れていた。完全に寂れた地方のデパートの屋上にある光景である。とりあえずゲーム機も色々集めたみたいだが20年前のゲームセンターのようだ。

特に意味もなく天井から吊るされた万国旗も非常にツボのポイントが高い。挙句には子供連れの家族の姿すら見かける事もない末期的な空間。アンパンマンも実に暇そうだ。相変わらずボート乗り場の受付のオッサンがこちらに目を光らせている。

閑古鳥過ぎるだけにこれらゲームマシンのピコピコ音の賑やかさが逆に哀愁感たっぷりに訴えかけてきて何とも居た堪れない気持ちにさせてくれる。

相模湖がヤバイのはボート乗り場の行き遅れた感だけには留まらない。向かい側を見るとそこにも昭和丸出しな土産物屋が乱立していて、閉めた店も確かに多いのだが所々商売を細々続けているいくつかの店の中から年老いた店主達が我々取材班に睨みを効かせていた。

最近のチャラチャラしたイカニモ系観光地では見られない昭和の観光地独特の殺気めいたもの…と表現すればいいのか、この場の雰囲気を理解して頂けるだろうか。今では地方の僻地でしか味わえそうにないこの空気がまさか東京50キロ圏で味わえるなんてね。

シャッターを下ろしたままのゲームセンターもあり。きっと開店中であれば絶滅危惧種のゲームマシンの数々が拝めていたかも知れないが平日で暇だったので店を開けていないだけかも。

「おみやげ」と書かれた巨大ブリキ看板がただならぬ迫力を放っています。相模湖ってこんな所だったのか。びっくらこいて開いた口が塞がりません。

そして昭和の観光地らしさ満開の「射的屋」もここ相模湖公園には存在していた。温泉地以外で射的屋やってる場所なんて相模湖以外に知らんぞ。

あまりに閑古鳥続きで寂しさ募って書いてしまったのか「かんたんに落ちます」とのフレーズ。簡単に落ちてしまったらそれはゲームじゃないんだよ、射的にしろ女にしろ。

とどめにもう一発、三軒目の貸しボート業者の建物がプレハブでエライ事になっとりました。壁に色々マジックで書き殴ってるの。ちょっと電波入ってるよ。大丈夫か?!

まあだいたい貸しボートの内容としては他の業者とあまり変わらない。手漕ぎと足漕ぎで料金が違うくらいは分かるがこれは落書き同然の案内表示である。お爺さんあんまり字が書けないけど頑張って書いてみました感がすこぶる漂う。

プレハブ小屋の窓にもびっしり貸しボートの案内書きが記されている。ここまでやられるとカオスっぷりが半端ない。本当にこれで大丈夫なのか相模湖観光よ。

ちなみにこの業者はキャンプ場への渡船もやってるらしくこのような案内看板があったのだが、そこにも例外なく手書きで色々付け加えられているのだ。

「船が下へ来らどうぞ!!下へ!!行くこと!!」

「タバコ(注)禁止!」

営業中だった3つの貸しボート業者のうち最も古めかしくブルース感漂うボート乗り場。波止場、といった表現が似合う錆色の船着場の先端に主人の爺さんが佇んでいた。これで夕日をバックにすれば完全に「金曜ロードショー」のオープニングである。

そんな哀愁波止場を後にすると相模湖公園の奥には旅館を併設したレストランまであって至れり尽くせり。相模湖名物のワカサギ料理はじめ色々なごちそうにありつけるようです。よかったですね。

やはり昭和のままで時が止まった和風レストラン。看板の「和風」の字も古風でいい感じ。ところで案内矢印のところの英文が「N!」になってますが看板が上下逆さまになってしまったんでしょうか。

大部分の料理サンプルの食器にラップが被せられて何が何だか意味不明な陳列棚。とにかく結構いろんな種類の料理がある事だけは分かったけど。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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