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埼スタ脇の廃ホテルと謎看板「たいへんなことになりますよ」

東京という大都会を間近に控えながらどこかしら道を外れたような町並みが香ばしい埼玉県の郊外風景には個人プレイ炸裂な電波物件が転がっている。また訳の分からない物件を目撃してしまったのでこの場でレポートしたいと思う。

それは埼玉スタジアム脇にある東北道と並行する国道122号(岩槻街道)沿いの風景だ。浦和レッズ信者のメッカとして何かとサッカー熱の高い土地柄だが一歩外れるとド田舎の田園風景そのものの場所。たまたまここを通り掛かった取材班はある廃墟物件を発見した。



それはロードサイドに佇むホテルの廃墟だった。しかしよくあるビル型のものではなく、はるか昔のアメリカンチックなモーテル型のもの。今時この辺のホテル街は岩槻インター前がダントツの密集度だが、なぜかここに一軒だけポツンとある。

その名も「ホテルさぎ山」。色気も糞もないネーミングである。さぎ山というのはこの辺一帯の地名らしいが住所の字名には無い。現地も「さいたま市緑区寺山」となっている。ちなみに近所にさぎ山記念公園というのがあって、その先には見沼田圃という名の広大な田園風景が続いている。

早速ホテルの入口へと近づいてみるが当然ながら門は閉ざされたまま。時代錯誤的なセンスの「いらっしゃいませ」の看板がなんとも哀愁を誘うではないか。

よく見ると「ホテルさぎ山」の看板の裏は水道タンクになっていたのだ。実に合理的な看板である。そこには今時のカップルが求めるような非日常性の欠片もない。

門の隙間から中を覗いてみるが、アスファルトの隙間から雑草が伸び放題になっていたり敷地内の植木もボッサボサ状態になっていて悲しい限り。いつ頃から廃業したのかすらも不明。

もう二度とライトの灯る事のない看板。「フロント」の文字が昭和過ぎて泣ける。自由の女神像が立ち「楽しくナイト」だの何だのネオンギラギラの岩槻インターに圧倒されて商売が成り立たなくなったのだろうか。

ここでは各部屋毎に花の名前が付けられていたようだ。「ききょう 使用中」…

フロント脇には埼玉県ホテル旅館環境衛生同業組合員とやらの看板も残っている。一応、ちゃんとした旅館扱いみたいですよ。

そんなホテルの廃墟をニヤニヤしながら眺めていたのだが、それだけでは終わらなかった。この周辺でミステリアスな看板群を発見したのだ。道路沿いにまで置かれている謎の「鳥居に目」の看板。そして「たいへんなことになりますよ」とだけ書かれた気色悪い看板がセットになっている。

ホテルさぎ山脇の足立神社前にこの看板が複数置かれていて、何とも不気味でしょうがないのだ。大小サイズ違いの看板が2つ。どちらにも「たいへんなことになりますよ」の警告文。

何をやれば大変な事になるのか、その説明も全く見当たらないのがミステリアス。立小便やゴミのポイ捨てが駄目と言いたいならばそう書けばいいのに…

この看板の持ち主はきっと「たけしの本当は怖い家庭の医学」の見過ぎ。

一体何の看板なのか意味不明なので調べたら既にテレビの「ナニコレ珍百景」で紹介されていたらしくしかも番組から設置者に話を聞いていた。「ホタルが暮らせる町にするためにゴミの不法投棄をなくそうとこの看板を設置したのだそう」だって。いや、意味通じてないから。

ちなみにこの近くにあるのはサッカー強豪校として名高い県立浦和東高校だったりする訳で横断幕の本格的っぷりに本気を見せつけられる。浦和と言えばサッカー。サッカーと言えば浦和。

埼玉スタジアムに観覧にやってくる浦和レッズサポーター専用の駐車場などが周辺には点在しております。ラブホの街の座は岩槻に明け渡して、この辺はサッカーの街と言うことで丸く収まりそうです。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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