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日本最大級の超豪華絢爛台湾道教寺院「聖天宮」が埼玉の坂戸にある! 

埼玉県坂戸市、東武東上線に乗って川越の向こうにあるとりたてて特徴もなさそうな田舎町の片隅にいきなり別世界のような超豪華絢爛な宗教建築が存在しているという話を聞きつけて、わざわざ見に行く事にした。

場所は坂戸市塚越、東武東上線若葉駅から北東へ2キロ程行った所にある、何の変哲もない田舎ゾーンだ。平凡な農村風景が続く道端にいきなりそれは現れる。

黄金色の屋根にド派手な龍の装飾、それは神のお告げにより坂戸の地に作られた台湾の道教寺院「聖天宮」の建物だ。周辺の典型的な日本の郊外風景にぽつんと現れる異国の建築。あまりにシュール過ぎる。

何がヤバイかというとこの凄まじく豪華絢爛過ぎる装飾の数々だ。建物の装飾は全て本国台湾の職人が作り上げ、丸15年もの歳月を掛けて作られたというのだから恐れ入る。

聖天宮を建立したのは台湾出身の実業家(貿易商らしい)康國典氏。どこかの宗教団体や企業がどうたら関係なく、全くの個人が建てた宗教建築である。

創設者が自ら40代半ばで患った難病により世界中で名医を探したものの見つからず望みも絶たれ台湾に帰国。そこで最後に生きる望みを掛けて御本尊(道教の最高神である三清道祖)に祈願したところ奇跡的に完治、その事で日本にも道教寺院を置こうとしたのがきっかけだという。

聖天宮は台湾道教の中でも最高神を祀る、まさしく最高クラスの道教寺院だ。台湾旅行の経験があればこうした建築を目にする機会があると思われるが、これを日本のまさか埼玉県の田舎町で見られるとは思わなかった。

何はともあれ信仰の力って凄いな。こんな建物まで作っちゃうんだからな。
聖天宮は日本唯一の道教寺院として坂戸の地に君臨し続け、日本中で生活する台湾人の信仰を集めている。

豪華絢爛な正面玄関となる天門の左側から境内に入る事が出来る。ここから先は参拝料300円が必要。天門は天界への入口。その先は神様の住む天界という訳だ。

手元にパンフレットも渡されるが、ひとまず境内案内図を見る。天門を潜った先は前殿、その両側に鐘楼、奥に本殿があり、いたってオーソドックスな造り。建物の配置は単純だけど装飾のあまりのド派手さにいちいちビビってしまう。

天門の先、前殿の正面にはだだっ広い庭がある。これどう見ても日本じゃないですね。パスポートのいらない台湾旅行。場所も田舎なので参拝客で混雑するような事もなく、数人程度がちらほら居るだけ。SPAMの香取君が孫悟空の格好をして暴れ回った月9ドラマのロケにも使われたらしい。まあそりゃこの外観だもんな。

さらに本殿にお参りするには前殿にある石造りの門を潜って先に進む事になる。この石造りの装飾もかなり精巧に造られている。

この建物がたった一人の実業家の信仰心によって造られたという事実に驚く他ない。

石造りの柱に刻まれた彫刻は全て一本の石柱から造られているらしい。スゲェ。破損しないようにと人の手の届く位置は鉄網が被せられている。

八角形の鐘楼も物凄い数の龍の彫像が屋根の上に乗っかっている。午後3時になると鐘楼の中の鐘が鳴るらしい。

境内の外れにあるのは寿金亭という建物。寿金という神様に捧げるお札を焚き上げる場所らしく内部が黒ずんでいる。道教と聞いても日本に殆ど全く馴染みがない信仰だが、道教の存在を初めて知る上でも様々な発見をもたらしてくれる施設に違いない。
まだまだ聖天宮の中を探索していくことにする。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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