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幻のあらちゃんフィーバー。アザラシに住民票を交付した埼玉県志木市はこんな街 

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志木駅から市役所や中心市街地へは浦和駅西口行きのバスに乗るか、駅から徒歩20分程度掛ける事になる。武蔵野台地と荒川低地との境目、新河岸川と柳瀬川の分岐地点の中州に、かなり年季の入った志木市役所の建物がある。

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市役所に行けば何か街の事が分かるだろうかと楽観的に構えて行ったが、待ち受けていたのは市役所の前で天水桶になっているカッパ像がいただけだ。市内の名産品が展示されているコーナーとかそれすらもなく、ひたすら地味に役所仕事を続けているだけだった。

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志木市は人口約7万人。なにせ市内全域の地図がこんなに小規模なのだ。埼玉県内では蕨市の次に狭く(2位の鳩ヶ谷市は先日川口市との合併で消滅)、全国で7番目に面積が小さい市である。志木駅の周辺も市境が入り組んでいるが、市役所のすぐ裏手は富士見市となっていて意味不明。このへんの地理は全くもってややこしい。

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そもそも志木は新河岸川の舟運で栄えた街という事なので中心市街地は新河岸川に近い場所にある。本町付近には川越ほど大規模ではないが古い蔵造りの家が残っている箇所もある。

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本町のいろは商店会がある辺りはまさに志木の中心である。鉄道駅から遠いせいか、これだけ東京に近い立地にも関わらず風情は地方の小都市のようにも思える。残念ながらさほど栄えている印象もなく昔からの個人商店がぽつぽつある程度だ。

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いろは商店会の名前の由来となっているのが野火止用水の水路橋・いろは樋。それが商店街と市役所の境目の市場坂上交差点付近に再現されてオブジェになっている。のぼるとあぶない登り竜。

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その傍らには江戸時代あたりの付近の様子がジオラマになっていたりしてかなり本格的。多分志木市の史跡でも有名な部類の物件だろう。あとはカッパくらいしかないし、アザラシ一匹で大騒ぎして住民票を発行してしまう程に本当に暇でのどかな街なのだ。

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…んで、この商店街でもカッパが至る所に出没している。いろは商店会のキャラクター「いろはカッピー」というらしい。地元民以外たぶん誰も知らないと思う激ローカルっぷりだがご丁寧にグッズまで作る勢いの良さ。

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いろはカッピーオリジナルグッズ販売所となっている日用品店は雑然としまくっていて観光臭が皆無。そのうち「あらちゃん」グッズも取り扱うようになるんだろうか。

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毎月とある日曜日にはチャリティバザー・いろはカッピー市もやっておられるようです。山谷のいろは会ショップメイトだったらよく知ってるけど、志木のいろは商店会は知らなかったな。

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地元志木市の商工会が運営している「かっぱふれあい館」という店舗まである。カッピーグッズに加えて地元で採れた野菜なんかも売り物になっている。東京の目と鼻の先にあるとは思えない田舎のテンションだが、そこが埼玉のいいところだろ?

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その近くにある、ちょっと場違いにオシャレな感じの「荒井屋」という陶器屋さんの軒先。ライトな雰囲気とはうって変わって創業100年を越える老舗らしいですが…

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アザラシの登場を志木市をアピールする千載一遇のチャンスと捉えてかどうか知らんが「あらちゃんグッズ只今製作中」と気合入れまくりである。この絵柄じゃ見ようによってはカ◯バラさんと間違えそうになるが細かい事は言わないでおこう。

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「祝・あらちゃん住民票交付」(笑)
アザラシ一匹で志木市では街を挙げて想像以上に祝賀ムードに湧いているようだ。平和な街ですね本当に。でも連日のアザラシ騒動の報道なんかの広告効果は75億円に登るという調査結果も出てるし、とりわけ何の特徴もない人口7万の小さな町にとってこの経済効果は侮れない大きさなのだろう。

参考記事
「志木あらちゃん」広告効果75億円 ゆるキャラにも

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