11月23日開催!み○ず学苑の広告みたいな日本神話の神々のコスプレ宗教パレードが見られる「神命大神宮・神代行列」がイカす

大田区

<1ページ目を読む

神代行列は中程を過ぎるといよいよメインコンテンツとなる「神話の世界」コーナーへと突入する。日本全国の神話に基づいた光景を舞台で組んで、その上を登場人物となる神々が舞い踊るという豪華絢爛な内容。これを見ずして神代行列の醍醐味は味わえない。

巨大な台車に乗ってまず現れたのは九州高千穂に伝わる天岩戸開き伝説をテーマにした舞台。先程までの人力車に乗った神様とは違って凄くパフォーマンスしまくっている。本格的にヤバイぞ。

大田区 糀谷

天岩戸を一生懸命こじ開けようと奮戦しているのは天手力男命(アマノタジカラオノミコト)。栃木県那須高原の那須別宮で「黄金の巨大神像」となっている神である。天岩戸の扉がわずかに開かれた中はパチンコ屋のネオンよろしくフラッシュ照明が仕込まれ金色に輝く仕掛けが施されている。

タジカラオノミコトがふんばる横で踊りまくっているのがアメノウズメノミコト。演奏係のオッサン神様がその横に二人。物凄く有り難い風景ですね。

そこから次々現れる神話の舞台はどれも作り込みがハンパなく本格的。天上界をイメージした舞台の上ではコノハナサクヤヒメが凛とした表情で突っ立っている。いやあ神々しいお姿ですね。

さらに現れたのは巨大な大蛇の集団が蠢く出雲の国の「ヤマタノオロチ伝説」ときた。ここではスサノオノミコトが活躍。傍からみればみんな「みすず学苑」広告のコスプレみたいな格好だが同じ新興宗教の仲間だし堪忍してあげてください。

これでまだまだ終わらないのが神代行列の凄いところ。マイナー宗教団体と侮る事なかれ。神命大神宮の本気はまだまだ終わらない。

大田区 糀谷

続いては「草薙の剣」伝説に基づく荒波と船を象った舞台が現れた。日本武尊命に弟橘姫命がその上に鎮座している。衣装も抜かりなく気合が入っている。

大田区 糀谷

今度は「天女の羽衣」伝説だ。虹が掛かる天界をモチーフにした舞台。なんか色々なものが舞っていますが、足元を練り歩く漁師役の男性はひたすら地味。

大田区 糀谷

肝心の天女はゆっくり回転する台座の上に乗りながらふわふわと踊っている。この回る台座とかも合わせてどれだけの費用と手間を掛けて舞台をこしらえているのだろうか。

大田区 糀谷

しまいには「かぐや姫」まで現れたぞ。竹やぶまで作りこまれており例外なく本格的過ぎる。ここから先は神話というよりは昔話的要素の高いネタが続々投入されていく。

さらに「因幡の白兎」伝説だ。同名の童謡をメロディにウサギさんが踊り続けておられます。コミカルでシュールだが常に怪しい。

因幡の白兎にはサメも登場キャラにいたっけ、そんな事を考えながら通り過ぎるのを見ている訳だがその下の子供メンバーは非常にやる気なし。早く終われと言わんばかりの子ザメ役の男の子のむっつりした表情に笑えた。

お馴染みの浦島太郎伝説も登場。竜宮城と乙姫様でございますですね。子供がシャボン玉吹きまくってます。環八沿いを巻き込んだ同時多発的ファンタジーの世界にたまたま通りがかったドライバーも脇見運転必至。

大田区 糀谷

最後は桃太郎伝説とおめでたい宝船で終了。やっぱり子供達にはわかりやすい昔話の世界の方がしっくり来るようで、ちょっといかつい風貌の桃太郎役は子供の人気者になっていた。犬猿役の間抜けなコスチュームがウケた。キジ役は飛べないのでハリボテで代用しているところもポイントが高い。

この神命大神宮の「神代行列」は一年にたった一度、11月23日にしか見れないので、今まで見た事がねえよという方は当日午後に蒲田もしくは糀谷付近に出掛けて直接ご覧下さい。


タイトルとURLをコピーしました