オシャレにリニューアルした東武伊勢崎線草加駅の駅ビル「ヴァリエ」を抜けてダイエー方面に出る。そこにはパチンコ屋などとともに自転車置場などがあるのだが、その隣の土地が何やら怪しい。一区画だけ不自然に鬱蒼とした森が残っているのだ。
一体なんだここは?!と思って様子を見てみるとそこには…墓場が…
大昔からの個人所有の土地なのかも知れないが、駅前開発の波に呑まれず今まで残り続けてきたかのような佇まいに驚く。しかし草加西口は平常なベットタウンとは異なる進化を遂げようとしている。
ダイエー草加店の手前の四つ角に4階建ての殺風景な雑居ビルが建っているのが見えるがここも何やら入っているテナントが怪しい。
傍らに置かれた電球ピカピカな看板には「ときめきサロン キュンキュン丸」と書かれていて思わず吹き出しそうになった。言わずと知れたピンサロである。3000円はしこたま安いなオイ。
「キュンキュン」などという言葉を聞くとついつい「君に胸キュン」などと連想してしまうYMOなオッサン体質な我々取材班。
アダルトな店舗が街をピンク色に席巻しようとしている一部始終を眺めているかのようだ。これからどうなる草加西口!
さらに隣の雑居ビルも怪しいので観察することにしよう。
もう目の前の看板を見るだけでお腹いっぱいである。
アダルトNEWサロンだとかモロですよね。
期待してやってきたけどやっぱりそうか。
…とか思っていたらそのものズバリ「やっぱり そうか!!」という名前のキャバクラまであって脱力してしまった。謎のシルエットはチンコですか?やっぱりそうか?
向かいのビルの公明党ポスターも、やっぱりそうか?そうかそうか!
挙句の果てには草加駅西口でもっともまともな旗艦店舗だったはずのダイエー草加店も「店舗建て替えのため閉店」だとさ。36年間頑張っていたらしいですが残念ですね。次はパチンコ屋とか風俗ビルになってなければいいのだが。
年々治安風紀が乱れつつある草加西口の一角には氷川町の町名の由来ともなる草加神社(氷川神社)がぽつんと佇んでいる。読みは一緒だけど創◯神社じゃないですよ。鳥居潜っちゃダメなんでしょあの人達は。
街がどれだけ荒廃しようともこの神社だけは昔と変わらぬ佇まいを守り続けているかのようだ。
傍らの児童公園にはSLが置かれており地元のお母さんと子供の憩いの広場になっている。草加駅前のピンクタウン化は留まる所を知らないようですが、そんな中でも健やかに育って欲しいものですね(棒読み)