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やさぐれた万年学生街!新宿区「高田馬場」を歩く

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唯一神の事務所や風俗店だらけのさかえ通り、ヤマギシズム案内所やら学生ローンの看板まで色々カオスな物件が目白押しの高田馬場駅前だが、一般的に知られているのは早稲田大学の学生街としての高田馬場である。

高田馬場駅早稲田口から早稲田通りに沿って東へ歩いていこう。ここが高田馬場における表通りと言える存在。しかし相変わらず街のスーパーフリーっぷりにあんぐり。目立つのはパチンコ屋やサラ金ばかり。都の西北、早稲田大学の学生は大丈夫なのか?

早稲田通りを歩いていると学生の姿ばかりだけではなく不動産屋の看板もやたらめったら目立つ。

特に早稲田大学の新入生が大量に引越してくる春のシーズンになると路上にまでこのように不動産屋が広告看板を置きまくる。

早稲田周辺は決して地価が安い訳ではないので、ワンルームアパートで家賃7万円台とかはザラである。それでも住宅需要が多いから不動産業界にとってドル箱のような街が高田馬場や早稲田周辺なのだ。

一方で古い下宿や旅館もあちこちに残っている。隣の新大久保にはドヤ街の名残りがあるが、高田馬場・早稲田の旅館は地方から来る受験生の仮住まいに使われる程度でそれほど廉価ではない。下宿も有名な「日本館」をはじめとして数軒残っているようだが、殆ど無くなった。

受験生が多数訪れるシーズンになると薬局の店頭にまでこんな品物が売り出される。受験生応援丸。なんて安直過ぎるネーミングなんだ。

さらに早稲田通りを進むと早稲田松竹という老舗の映画館がある。早大生らに長らく親しまれてきた映画館だが2002年に一旦閉鎖。その後は早大生が経営再建に協力して再開にこぎつけている。

復活後の早稲田松竹はサブカル系映画が上映されることが多いようだ。

しかしよりにもよって奥崎謙三の「ゆきゆきて、神軍」だし…

早稲田松竹の近くにはレンガ造りの「名曲喫茶らんぶる」の廃墟が通りに面して残っている。既に廃業してから5年以上経過しているようで、荒廃ぶりが酷い。建物上部の看板の文字も殆ど取れかかっている。

建築年代はわからないが相当古い事は間違いない。場所柄、著名人も多く利用していた有名な店だったようだが店主もいなくなってしまい見る影もない。

ちなみに同名の「らんぶる」が新宿三丁目に存在しているが、この廃墟と直接関係はないようだ。チェーン店だったのか?

名曲喫茶の横手にはこれまたそそられそうな路地が続いている。ボロボロのコンクリート階段が緩やかに伸びている。

建物横にも古いレンガ積みが続いている。レンガの一個一個が所々出っ張っていたり引っ込んでいたり。温かみのある建物だが、残念ながらただの廃墟のようだ。

その奥にはアパートらしき物件が。アパートの前には冷蔵庫などが乱雑に廃棄されていて荒れている。

さらにしばらく歩くと明治通りとクロスする馬場口交差点に至る。ここから東西で大まかに高田馬場と早稲田の境目にあたる。明治通りを南に歩くと副都心線西早稲田駅があるが、東西線とは乗り換え出来ない、微妙に使えない駅だ。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。

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