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聖地巡礼、ヲタ自重!らき☆すた神輿が担がれる鷲宮神社「土師祭」見物 

日本列島全国各地、至る所でお神輿担いで祭りをやっとるわけだが、中には傍から見て変な祭りも多々あるところ。いわゆる「珍祭」と呼ばれるべき祭りなのだが、愛知の田縣神社豊年祭や神奈川のかなまら祭のようにナニを象った神輿を担ぐものもあれば、これから向かう埼玉の鷲宮神社のようにアニメのキャラが書かれた痛い神輿を担ぐ所もある。

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浅草から東武伊勢崎線に乗っておよそ1時間、久喜で乗り換えてもうひと駅、そこが鷲宮。住所を言うと埼玉県北葛飾郡鷲宮町。ここまで来るともはや東京通勤圏ではギリギリの場所である。

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女子高校生の日常を描くアニメ「らき☆すた」の主人公姉妹が住んでいる町のモデルとなっている鷲宮の街が一部のヲタには「聖地」として熱狂的に信奉されている事は既にかなり有名な出来事となっている。

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この駅から徒歩5分の場所にある「鷲宮神社」は一説には関東最古の大社とも言われている神社で、古くは古墳時代における奈良の豪族・土師氏が関東に移住した際に先祖を祀ったのが起源とも言われている。
毎年9月初旬に行われる「土師祭」は境内に置かれている千貫神輿を担いで街を練り歩く、鷲宮町における代表的な祭りだが、近年この祭りに「らき☆すた」のキャラが描かれた「痛神輿」が現れ、ヲタ共が担ぎ出す珍現象が見られるようになった。
今回「らき☆すた」を知らなかった我々東京DEEP案内取材班、痛神輿が街を練り歩く光景を拝みにわざわざ埼玉の端っこの片田舎までやってきたのだ。

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小さな町だけあって駅前は非常に閑散としている。一軒の古びた商店があるが、駄菓子屋なのかタバコ屋なのか貸し自転車屋なのかよくわからんが何でも屋さんだろうか。
店先には「ようこそ鷲宮へ!らき☆すた pilgrimage」などと思いっきり古風な筆書きで書かれているのが見える。なぜか一部だけ英語になっているが「pilgrimage」って巡礼地ね。難しい単語だ。
そう、らき☆すたヲタ共が鷲宮を訪れるのは即ち「聖地巡礼」という言葉に集約される。

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今日は鷲宮神社が最も盛り上がる「土師祭」の日。駅から神社への道のりには聖地に足を踏み入れてハイテンション極まりないヲタ連中があちらこちらで騒いでいる姿を見る事ができよう。

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とはいえ祭りの時期でもない普段は物静かな田舎町でしかない。都心方面への直通電車があまり出ていないと言う事もありさほどベッドタウン化もしていない。そんな鷲宮町の人口は約36000人。

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鷲宮住民にとっても、最初は突然現れだしたヲタ共の姿を「気持ちが悪い」などと思っていたふしもあったようだが、とりわけ何もない小さな町がどんなきっかけであれ賑わいを見せるのは良い出来事であるということで、全力で「らき☆すた」聖地として観光地化を目論んでいるのだ。

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で、アニメやら萌えとは全く縁もゆかりもなかったはずの街中の古い商店があちこち「らき☆すた」のキャラクターやグッズ販売の張り紙を掲げ始めるという珍現象が巻き起こっている。何気なくそば屋のメニューにまで「かがみの鏡餅うどん・そば」なる商品が(笑)

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既に道端には土師祭で出される山車がスタンバイしてある。我々が訪れたのは午後4時前。ちょうど昼の部の神輿が終わって、次は夜の部に向けて仕度を始める前の状態だった。

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鷲宮神社を起点として東西に伸びる道路が町のメインストリート。早速道の両側には屋台が立ち並びいやがうえに祭りの気分を盛り上げてくれる。今の時間帯は殆ど地元民しかいなかった。どうやら例の「らき☆すた神輿」が出てくるのは夜の部のみということらしい。

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しまいにはメインストリートとなる商店街の旗にまで「らき☆すた」のキャラが書かれていた。この町は完全にヲタ街として突っ走る気でいるようだ(笑)

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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