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所沢市・西武球場前にある一大テーマパーク級珍寺!「山口観音」が面白い 

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新田公の霊馬の横を通り過ぎると本堂がある。目の前の線香鉢のデザインがなぜか中華風味なのである。龍を象った飾りまで取り付けられている。

その隣に2つ並んだお堂も、日本の寺にしては明らかに変。横浜中華街にあっても可笑しくないド派手な色遣いの中華建築、その外周部は巨大な龍が乗る石塀である。

2つ並んだお堂の右側は武蔵野七福神。

お堂の周囲を一周すれば七福神巡り終了。七体全部居るし何とも手っ取り早い。かなり手の込んだお堂の派手な装飾も個性的過ぎて素晴らしい。

それにしても、おおよそ日本に居るとは思えない奇妙な感覚に襲われる寺だ。中国かタイか東南アジアのどこかの国に居るかのような気分になること請け合い。ちなみに七福神堂の隣の地蔵堂には「ぽっくりさん」も祀られている。

さらに本堂裏手に回る。軒下に沢山の絵画が飾られているのも気になるが…

とりわけ目立つのが裏手一面にずらりと並べられたマニ車。本場ネパールで作られたものがそのまま取り付けられているそうだ。これが人の煩悩の数だけある。つまり108個あるという事ですね。

誰も居なくなった夕暮れ時の寺の裏手で黙々とマニ車を回し続けている我々取材班。煩悩に塗れて毎日を生きております。具体的には、金銭欲に食欲に性欲ですかね。ええ、ええ。しかし煩悩が108種類ある内訳は一体何なのだ。

そんな罪深き心の持ち主である我々を一斉に見つめるかのようにずらりと並ぶのは凄まじい数の水子地蔵の像である。いちいち数えてはいないが、全部で3000体以上はいるとかなんとか。

しかも本堂の裏手を取り囲むようにひな壇状に置かれていて、我々はスタジアムの中の野球選手よろしく衆人環視の状況にある。ここは冥土の西武球場ですか?

水子地蔵の数だけ生まれる事のなかった命がある訳で、それがやむを得ない病気のためか、どんな理由があるか定かではないですけどね。

誰もいない境内だが、水子供養に訪れる参拝者が置いた大量の供え物が残っている。色とりどりの風車や、可愛らしげな玩具が置かれていると、心が痛む。

水子地蔵が並ぶひな壇はまだまだ上まで伸びている。中華風味でド派手なお堂の色彩とは真逆のコンクリート一色の重苦しく荒涼とした空間が目の前を覆い尽くしていた。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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