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下町体感ゾーン「谷根千」の変なお店探し 

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荒川区西日暮里、台東区谷中、文京区千駄木・根津と3区に跨る下町体感ゾーン「谷根千」エリアの肝となるのがこちら「谷中銀座商店街」だ。たった100メートルほどしかない小さな商店街だがいつ来てもやたら人通りが多い。千駄木方面からの谷中ぎんざ入口。見た目は普通の下町の商店街だが…

非常に庶民的価格の惣菜屋が素敵。東京に住んでいると物価が高くて住むの大変じゃない?などと問われるのだが、それは家賃が高いだけであってそれ以外の固定支出はうまく切り詰めれば月10万もあれば充分暮らせる。

それにしてもどこの国にアパートの家賃に年間100万払わされる国があるのだろうか。東京では圧倒的に食費より家賃の方が高い。おのぼり出稼ぎ東京人は家賃を払うが為に夕食をこういう店で買ったコロッケ一つで我慢したりオードリー春日の如く飴玉ジュースなどで節約生活を送るわけだ。

基本的に地元民が買い物しにくる所なのだが、普通のスーパーや惣菜屋が並ぶ一方で、観光客を当て込んだ屋台や飲食店の姿もちらほら見かける。

酒屋の越後屋本店も休日ともなれば店の表に生ビールサーバとビール箱座席を置いて道行く観光客に生ビールを売る。

やけにでかい猫だと思ったら猫の置物だった。やたらに見かける野良猫は谷中名物である。戦後に発祥し地味な商店街でしかなかった谷中銀座がテレビに何度も紹介されるようになってからは観光客が続々集まるようになった。マスコミこそが谷中の町の招き猫なのかも知れない。

これ見よがしに芸能人のサイン色紙やテレビに紹介されたことをアピールしまくっている「肉のサトー」。

この店の前にはメンチカツを買い求める客が行列を作る。なんだかこの光景を見て吉祥寺の「ミートショップサトウ」を思い出してしまったが奇しくも同じ肉屋のサトウでありながら両者に関係はないようだ。

吉祥寺のサトウと同じくこちらの人気商品も「谷中メンチ」(150円)。

「テレビでおなじみ!」などと書かれると行列してしまうのがメディアコントロールされた東京人の性かと斜に構えてみたものの食欲に耐えかねて一個購入する。

1個150円と少し値が張るがでかいメンチカツは肉っ気がしてなかなか満足できる味だ。隣の酒屋に座り込んでビールを引っ掛けるのが谷中銀座における定番観光コースのようである。

あとは「いちふじ」という常にお客の溢れる惣菜屋がある。ここは見逃してはならない。コロッケ30円、天ぷら50円、焼き鳥80円などとやたらロープライスさをウリにしている。写真がないのは店の表に思いっきり「撮影禁止」と書かれているからだ。まだまだこういう店があるところが観光客慣れしていない証左だろうか。そもそも観光地ではなく基本的に庶民生活の場なのである。

夕暮れ時に近づくと観光客も買い物客もちょうど半々くらいの勢いで密度が増す。商店街を抜けた先の「夕焼けだんだん」の階段を上った先からこの商店街を振り返ると夕日が綺麗に映えるのだ。

観光地化されているものの、基本的には素朴な下町であり良い雰囲気の街なのだが、さっきの長命源本舗のように一癖ある珍物件が多いのも特徴。次のページでそのへんのネタをさくっと一通りやりましょう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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