しかしさっぱり地味過ぎて見るものもなさげな相鉄線西谷駅前なのだが、実は駅の南側に並行する「西谷商店街」(西谷商栄会)なるローカル感満載の商店街があった。写真の通り、ちょっと古めかしい時計付きの看板が付いていたが、今はいつの間にか取り外されて無くなっている。
だが、商店街と言っても六角橋とか松原商店街のような活気のあるそれを期待してくると泣きを見るくらいに鄙びてしまっている。これが二俣川あたりだともう少し発展しているのだが、まあ地味なこと。
4年後には都心直結で大きく変貌してもおかしくなさそうな西谷の街だが、とりあえず首都圏にありがちなチェーン店が全く見当たらないあたり、マスマーケティングの範疇外でありローカルな個人商店以外ほぼ存在しない。せいぜいマルエツがあるくらいですかね。
下町感溢れる「梅ノ木マーケット」も定休日だったのか知らんがシャッターを下ろしたままで何とも寂しい限り。
挙句の果てには廃業した店舗跡に入れるものがないからと、お地蔵さんを祀る祠ごと入れてしまっている場所まであり、もはや手を合わさずにはいられない。
駅前の立ち呑み酒場以外にもちょろっと飲食店街らしきものはあるんですが、昼間はもぬけの殻でシャッターストリート状態。
建物の真ん中に通路があって、反対側の路地に「ぬけられます」。
そんな鄙びた商店街で唯一ジャンジャンバリバリ言わせているのがパチンコ屋程度で、地方都市の光景を見ているようだ。これが都心直結でどのように変わるのか、やっぱりパチンコ屋が今の三倍くらいに増えたりするんでしょうか。
西谷商店街の東側から南北を貫き相鉄線の踏切越しに国道16号八王子街道の梅ノ木交差点に出る道沿いも一応ながら商店街の一部。横浜銀行とかがありますね。
そんな道すがら、何やら電柱に不穏な張り紙が貼り付けられているのが目についた。なになに、「極真カラテの内部にいじめが存在する(事実です)」だと…これは所謂告発ビラというやつでしょうか。
しかも至る所に同じ内容の張り紙がベタベタとゲリラ的に貼られているのだ。この辺のどの空手道場なのか知らないが、自分の子を通わせている親が書いたんだろうかね。義務教育の学校とは違って、そんなとこ辞めさせればええんとちゃいますか…って、別にどうでもいい話だが、電柱にベタベタ貼るのは何故なのだ。
あまり使い道の無さそうな感じがしなくもない、西谷商店街加盟店限定「西谷サービスシール」も売ってるらしいですが、2018年には相鉄とJRが直通運転になる予定なので、ここいらも東横線沿線の街みたくありきたりなチェーン店が雨後の筍のように増えまくって全然違う街に変わるかも知れん。