【横浜市】落語家・桂歌丸の地元!横浜で最もDEEPな下町「横浜橋通商店街」とその周辺(2009年)

横浜市南区

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横浜市内有数の歴史を誇る商店街「横浜橋通商店街」の探索はまだまだ続く。この商店街の面白いところは、何も激安の食料品や衣料品ばかりではない。商店街の至る所にある韓国食材の店の数々だ。注意して見て回るとやたらと多い事に気が付く。本場大阪民国・鶴橋商店街とガチで勝負できそうなレベルですよ。

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横浜と言えば中華街だという頭がすっかり出来上がっているかも知れないが横浜橋通商店街はまさしく「横浜の鶴橋」とも言える様相を呈している。この商店街ではこうした韓国惣菜の店を十軒程立て続けに見かける。

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各店舗には自家製の韓国惣菜が売り出されているのが目に付く。韓国式の餅菓子やキムチなどが多彩に用意されており、よりどりみどりで見た目にも飽きさせない。

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横浜のコリアタウンと言えばイセザキモール寄りの福富町や若葉町が目立つのだが、あちらがニューカマー系で、こちら横浜橋界隈はオールドカマー系。しかしどちらも自転車があればすぐに行き来できる距離にある。

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既にキムチ激戦区と化している模様で、韓国系ショップの中には新しめの看板を掲げて営業している店もある。

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さらに韓国料理店の数も多い。商店街周辺には「南山亭」「味元食堂」などが数店舗しのぎを削りあっている。味元食堂の中は韓国人と思しき客でごった返していた。大阪の鶴橋を歩いているのとほとんど感覚的に変わらなくなってきたぞ。

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商店街の脇道「横浜橋市場」の並びにもキムチ屋が一軒。そこを通り過ぎると真金町という、旧赤線地帯の下町に続く。

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商店街裏の真金町には韓国料理だけではなくアジア各国の料理を扱う店が数多くある。通行人の話し声に耳を傾けると明らかに日本語でなかったり、片言だったりと、もはやどこの国にいるか分からない状態になる。ペリーの黒船来航で開国の最先端に位置したある意味国際都市横浜ならではの風景なのだろうか。

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特にタイ料理店「ソムタム」がある付近は濃密である。道を挟んだ両側にレストランとタイ雑貨ショップ。もはやプチタイランドと化している。

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一見さんにとっては思わず入店を躊躇ってしまいそうになるような現地人向けの店構え。実際に入っている客もタイ人ばかりだし、かなりリアルだ。ソムタムという名前の通り、タイ人の好物である青パパイヤを刻んで辛く味付けされたサラダをバリエーション豊かに揃えた店である。

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横浜においてはタイ人も韓国人同様、イセザキモール裏の福富町や若葉町にコミュニティを形成しているため、タイ系の店もかなり豊富に存在している。韓国料理はどこにでもあるので別にどうでもいいが(笑)タイ料理を思わず食べたくなった時は阪東橋~黄金町のDEEPゾーンを目指せば間違いない。中華街だけが横浜の外国人街ではないのだ。

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しかし普通のカラオケ居酒屋でもオンボロすぎる店内が開け放たれていて勝手に歌声を放っていたりと、街が全体的にカオスすぎるので笑えます。これぞヨコハマの本領発揮。


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