東京大学本郷キャンパス周辺 (1) 赤門と落第横丁

とある方から「本郷の東京大学の周辺が面白い」という話を聞いていたがなかなか行く機会がなかったので随分後回しになっていた。やはり我々の持つDEEPアンテナは貧民街には高感度だがインテリ層やセレブ層には反応が鈍いようだ(笑)
しょうがない、一流大学も高級住宅街もない大阪民国製だもの。
言わずと知れた日本の最高学府「東京大学」の中心的存在がここ文京区の本郷キャンパスである。
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本郷キャンパスへの最寄り駅は地下鉄丸ノ内線・都営大江戸線の本郷三丁目である。丸ノ内線に乗って駅を降りると、そこは改札口だけが地上にある変わった駅だった。
ちなみに南北線に東大前という駅があるが、あそこは「東大農学部前駅」に改称しろよ、というツッコミを入れたくなる微妙なロケーションにある。やはり本郷三丁目が心理的に最寄り駅だ。


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本郷三丁目駅の北東部分一帯がまるごと東京大学の敷地にあたる。さすが最高学府だけあってその敷地面積も普通の大学と一回りも二回りも違う。
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本郷通りに面してお馴染み東大のシンボル「赤門」が現れる。東大本郷キャンパスの敷地は旧加賀藩前田家上屋敷であり、この門は第13代藩主前田斉泰が徳川家第11代将軍徳川家斉の娘を嫁入りさせた際に作られたもので、1827年に作られて以来戦災にも震災にも遭わず現存している。重要文化財指定。
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本郷通りの東側一帯の並木道がずっと東大の敷地である。一体どんだけでかいねん、と実感するはずだろう。五月祭など学内行事のある時期以外は無断で関係者以外が入る事は一応禁止されているらしいので、とりあえず外から軽く眺めるだけにしておいた。
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東大敷地から本郷通りを挟んだ西側一帯は住宅街とともに東大生一同が泊まる下宿街となっている。さすがに日本最大の大学だけあってアパートや下宿の密度はただならぬ規模を感じる。
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この周辺は戦災にも遭っておらず古いままの市街地が残っている。こういう場所には何気なくひょっこり井戸のポンプが地面からにょっきり飛び出ていたりするもの。
アパートの脇に井戸のポンプがあるのが目に付いた。
しかも「飲むときは必ずわかして下さい。」などと書かれているではないか。
実は東京都心においても水質検査に合格した「飲める井戸水」は結構あちこちに残っている。意外である。(→参考サイト
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歴史的に価値の高い東大の赤門が眼前にひかえる本郷通りには赤門の名前がついた店やマンションが数多く建ち並ぶ。
そんな存在感の大きい赤門が東大の正門だと勘違いされる事も多いようだが、肝心の正門は赤門からさらに300メートルほど北側にある。
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マンション「赤門ロイヤルハイツ」の脇に意味深な「落第横丁通り」と書かれた看板がある。随分縁起の悪い名前の通りだな、おい。
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万年落第生の逢阪にとっては「落第横丁」の名前がどうにも気になって仕方が無いので入ってみることにしたが、何の変哲もない寂れた路地に古びた店がしょんぼり残っているだけの場所だった。落第横丁のネーミングにある意味相応しい佇まいだ。
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今でこそ寂れた横丁だが昔はビリヤード場など遊戯施設や飲食店が立ち並び、ここで遊び呆けて落第する学生が居たからそんな名前が付いたとか。いかにも年季の入った中華料理「大島や」だけが当時から残る数少ない店になっている。
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落第横丁を抜けるとその先にはさらに東大生が住まう下宿街が広がっている。結構強烈な建物も残っているので見逃せない。詳しくは次のページで案内しよう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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